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自信は、自分を許すことから 失敗しても大丈夫!成長過程の楽しみ方

皆さん、はじめまして!えりです。数ある投稿の中から、この記事を見つけてくださり、ありがとうございます。
 
突然ですが、皆さんは、自分に自信がありますか?この問いかけに対し、胸を張って、「はい。私は、自分自身に自信を持っています。」と即答できる方は、そう多くはないのではないでしょうか。

かくいう私も、思春期以降、大人になった現在に至るまで、自分に対し、自信が持てたことはほとんどありません。それどころか、いつも周りと自分を比べては、劣等感に苛まれ、落ち込んだり、また、それとは逆に、優越感に浸って、有頂天になったり、、、。心に、常に荒波が立っている状態でした。
 
今回は、そんな、人生において、誰もが一度は悩むであろう自信の育て方について、自身の経験を交えながら、私なりの考え方を、皆さんにシェアできたらと思います。
 
ここで、本題に入る前に、この記事を書いている私自身について、少しだけ自己紹介させてください。
 
これまでの経緯を簡単にまとめると、このような感じです。

大学卒業後、就職した会社の環境に馴染めず、短期離職。
→その後は、どの職場でも、不適応を起こし、
職場を転々とする日々が続く。
→不安定な生活の中、心身のバランスを崩し、働けなくなる。
→メンタルの落ち込みがひどく、心療内科を受診したところ、
発達障害(自閉スペクトラム症)と診断される。
→強い絶望感や、自己否定により、自分にまったく自信が持てず、
家に引きこもりがちになる。
→どん底の中、ヨガに出会う。
→ヨガの教えを学び、実践していく中で、
自然とあるがままの自分を受け入れられるように。
同時に、生きる意欲を取り戻す。
→今に至る。現在は、社会復帰を目指し、訓練中。
 
ということで、少し紹介が長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

詳しい経歴に関しては、今後、「自己紹介」という形で、お話しさせていただく機会をつくれたらと思います。皆さん、どうか温かい目でお付き合いください。

それでは、前置きはこの辺りにして、本題に入っていきましょう。


本当の自信って、何だろう?

自信の育て方についてのお話を始める前に、まず、自信の定義について、私なりの解釈をシェアさせていただきます。

そもそも、“本当の自信って、何だろう?”と、日々疑問に思われている方もいらっしゃるのではないかと思います。また、間違った認識をしてしまっている方も、意外と多いのではないでしょうか?
 
実は、私も、自信について、大きな誤解をしていた一人なのです。ですが、ヨガに出会い、教えを日常生活の中で、実践していくうちに、自信という言葉の持つ本来の意味を、理解できるようになってきました。
 
私は、これまで、自信とは、他人と比べて、自分がどれだけ優れているか、そして、自分ができること、所謂、どれだけ能力があるかということであり、それが、社会における自分の価値をつくってくれると思っていました。しかし、それは、全くの間違いであったことに、最近になり、ようやく気づいたのです。

自信に対して、間違った認識を持っていた頃は、他人と比較しては落ち込むばかりで、人に誇れるものがない自分には、何の価値もないと思い込んでいました。
 
このように、間違った認識下での自信というものは、比較対象が常に他人で、評価も外の世界に依存している状態であるため、非常に、不安定で崩れやすくなってしまいます。人も、評価も、環境によって変化するものだからです。
 
それに対し、本当の自信とは、強く揺るがないものです。なぜなら、基準が、常に自分の内にあるからです。比べるのは、他人ではなく、過去の自分です。他人と比べて、どれだけ秀でているかという競争ではなく、過去の自分と比べて、どのくらい進めたか、見える景色が変わったかということに、目を向けることが重要です。そのように心がけることで、自然と、自分の頑張りや、良い面に気づく訓練にもなります。

もちろん、記事を書いている私自身も、まだまだ修行の身で、100%完璧に、本当の自信を身につけられているわけではありません。しかし、私たちを悩ます自信という言葉の本質に、少しでも近づけたのではないかと思っております。

このテーマについては、まだまだ深い話ができそうですが、今回の投稿だけでは、収めきれそうにはございませんので、詳細については、また、別の機会にお話しできたらと思います。
 
それでは、皆さん、お待たせいたしました。少し脱線してしまいましたので、本題である【自信の育て方】について、お話を始めていきましょう。

自分を許すという勇気 
~何かイマイチな自分も認めることが、真の自信につながる~

さて、皆さん、本当の自信について、お話ししたところで、「自分は、全く成長していないし、ずっと同じところに留まっているだけ。良いところを見つけようなんて、そんなの綺麗ごと。」と、自分と向き合うことを、諦めかけてしまっている方もおられるのではないでしょうか?
 
実は、そんな私も、自分自身と向き合うこと、そして、なりたい自分になることから、ずっと逃げ続けてきました。いつしか、「どうせ私なんて、、、」が口癖となり、自分や周りに期待することを止め、卑屈になっていました。
 
でも、本当は、心のどこかでは、いつも、「変わりたい。なりたい自分になって、自分らしく堂々と生きていきたい。」と、望んでいました。だから、望む結果が得られないと、自分を責めてばかりいたのです。その度に傷つき、自分も周りの世界のことも、嫌いになる一方でした。
 
そして、気づけば、そんなふうに苦しむことにも疲れ果て、期待をしなくなりました。自分自身に対しても周りの世界に対しても、心を閉ざし、分厚い鎧で本当の自分を覆い隠すようになったのです。最初から、望まなければ楽だし、鎧を着けていれば、安全だからです。
 
しかし、その一方で、凄く寂しく悲しい感情もありました。常に、心は大きな穴が開いているように、空っぽでした。

感情が消えた世界で生きることは辛いことです。
 
ときに、感情は、悪いものとされがちです。皆さんも、特に、恐怖や不安、悲しみ、怒りといったネガティブな感情に対しては、良くないイメージを抱かれるのではないでしょうか?
 
中でも、怒りの感情については、私たちの心を揺さぶり、惑わす最も強い害悪であるという仏教の教えもあります。そして、そうしたネガティブな感情は、煩悩として捉えられ、手放すように説かれています。
 
確かに、私たちは、ネガティブな感情に囚われているとき、何をしても楽しめず、心ここに在らずな状態になりがちです。
 
そうした雑念を捨て、今を生きることができたら、どんなに楽だろうかと思うこともありますよね。

しかし、そのような感情は、私たちにとって、本当に必要のないものなのでしょうか?

そんな感情も、「決して悪いだけのものではない。あってもいいんじゃない?」と、自分の気持ちに対して、もう少し大らかになってみませんか?
 
例えば、私たちは、将来に対して、不安を感じるからこそ、備えようと努力ができるのだと思います。また、悲しみがあるからこそ、幸せを望み、ハングリーになれます。そして、怒りに関しては、何かを達成するうえで、大きな原動力になることもあります。
 
これらの一見するとネガティブに捉えがちな感情は、私たちの成長を促し、守ってくれるお守りのような存在だと思えると、少し気が楽になるかもしれませんね。
 
そして、喜びや、幸福、やすらぎといったポジティブな感情を、より豊かなものにしてくれていることも、決して忘れないでください。
 
このように、物事というのは、お互いに支え合っています。そう考えると、どんな出来事も愛おしく感じられるのではないでしょうか?
 
こうして、どんな自分も否定せず、ネガティブな部分も含め、丸ごと受け入れることが、真の自信につながっていくのだと思います。

私は、そのことに気づくのに、長い年月がかかりました。その過程で、失敗もたくさんしました。ですが、今振り返ると、 そんな経験でさえ、愛おしい古傷のようなものになりつつあります。
 
私たちは、転ぶと、傷ができます。その傷は、痛くて、悩ましいものです。でも、そんな傷も、いつかは綺麗に治っていきます。だから、新しく生まれ変われる日を楽しみに、むず痒い時期も気長に過ごしていきましょう。
 
このような前向きなことを言っている私ですが、そんな私自身も、日々、失敗の連続で、落ち込むことも当然あります。ですが、「転んでは、また、立ち上がる。」それを繰り返すうちに、外部からの影響に流されず、自分の足で進む力が徐々に生まれているのを感じています。
 
「その力こそが、本当の自信である。」と私は、信じています。そして、「それは、あなたの一生のお守りになると。」

以上が、私が得た、真の自信の育て方に関する学びでした。ここまで、長らくお付き合いいただき、ありがとうございました。
 
今後も、このような形で、私が、自分のメンタルの波と上手く付き合うために、実践していることや、大切にしている考え方、日々のちょっとした気づきなど、ヨガ的な視点も交えつつ、シェアしていけたらと思います。

次回は、「継続する力」というテーマで、私が、自信をつけるうえで、大きな力となった“継続”についてお話ししていこうと思います。
 
私が、物事を楽しく続けるために、実践しているちょっとした工夫や、マインドなど、皆さんに紹介させていただきますので、気軽に読んでいただけると嬉しいです。
 
今年も、残すところ、あと1日となりました。この機会に、ゆったりと自分と向き合う時間をもってみると、良いかもしれませんね。
 
寒い日が続きますので、どうか皆さん、お身体は大切になさってくださいね。
 
それでは、また、次回の投稿でお会いしましょう~!


 


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