そして、ワタシ達は正義のミカタになった。 第二話 岐路
「いいか?美玖。
お前は“国”を守るために、
この世に生を受けたんだ。
その使命を果たしなさい。
もし果たさなければ、お前を
“アイツ”のようにしても構わないんだぞ」
『いいえっ…!嫌ですっ…!
お父様っ…!
私は普通の女の子として
産まれたかったんですっ…!
決して戦争兵器として戦う為に
私は産まれたわけではっ…!』
「馬鹿者っ!!
国のために尽くさなかったら、
人を超えた力を持つお前は
ただの殺人兵器になるんだぞ!?」
『その私を殺人兵器化させたのは…
誰でもなく…