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2024年、中学生レベルの世界史を何とかしたいアラサー女のつぶやき

世の中の人は、一体どれくらい世界の歴史について知っているのだろう…と2023年の暮れ、『グリーンブック』というアメリカ映画を見ながら考えた。

この映画は、第91回(2019年)アカデミー賞で作品賞、助演男優賞を受賞するなど、公開当時から話題となっていた作品だ。

しかし、映画が公開された頃の私といえば、「なんかすごい賞取ってるなー」「難しそうだなー」という程度の認識だった。

関心事といえば、友達と飲みに行ったり、合コンするペラペラの日常のことが大半。
見る映画も、マーベルやディズニーといった比較的親しみやすい映画ばっかりだった。
もちろん、当時はとても楽しかったのだが。

しかし、一緒に住んでいるパートナーの影響もあり、最近はよく映画を見るようになった。

昔だったら絶対見なかった詩的な映画や、苦手だったミュージカル映画にも挑戦するようになり、過去つまらないと思っていた映画たちを面白いと感じるようになったのだ。

それこそ2023年は「もっと映画を見たい!」という気が止まらなくて、1週間に1~2作は必ず見るペースで映画を鑑賞していた。

スキマ時間に、次は何見よ……とfilmarksのサイト内を徘徊する日々。
そんな中、5年越しに再会したのが『グリーンブック』だ。

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映画の感想としては、ものすごく良かった。
主人公トニーとシャーリーの友情に素直に感動したし、エンドロールでは「なんていい映画なんだ…!」」と早く見なかった自分を呪ったものだ。

しかし、1つ問題があった。
それは、映画内で出てくる歴史的な背景が全くわからなかったことである。

実は私、1960年代のアメリカでは、北部より南部の方が差別がひどかったという事実を、グリーンブックを見てから初めて知った。

いやほんと、教養がないな…と思いますよ。

そんなの知ってて当たり前だろ、と怒られてしまうかもしれないけれどね、しょうがないんですよ。
なぜかというと、私は高校時代、理系だったこともあり、世界史の勉強は紀元前~500年ぐらいで止まっている。
笑えないけれど、世界の歴史に関しては中学生のレベルといっても過言ではない。

でも、学生時代に多様な国籍を持つ人々が集まる国としてアメリカを習ったけれど、それはなぜだか習ったっけ??

黒人だから差別されていた、というのは分かるけど、じゃあなぜ黒人って差別されてるんだっけ…。

先生、それ教えてくれたっけ?

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そんなこんなで2024年、私は世界史について勉強する!!とここに宣言をしておきたい。

勉強する、というと何だか試験勉強のような気がして義務っぽい感じがするけれど、つまり私は、世界に何が起こったのかを正しく理解したい…と思っているのだ。

それに、今回の映画『グリーンブック』がきっかけではあったが、テレビニュースでイスラエルやウクライナのニュースが流れるたびに、いつも心のどこかで状況をよくわかっていない自分をどうにかしなきゃいけないと感じていた。

よくわかんない、で世界の事柄から無関心でいるのは、もうやめたい。

2023年の暮れにそう決意し、その高揚感のなか、すぐに家の近くの本屋に向かった。

難しい言葉が並ぶ中、なんとか私でも読めそうな世界史の本を棚から探し出し購入。通勤時間やスキマ時間で読み進め、何とか1か月程で読了することができた。

名前がちょっとTHEすぎて恥ずかしいのだが、
大変読みやすかった!!!

運よく良い本にあたったため、一気に読んだが、これがまた面白い。

そして、たった1冊読んだだけだけれど、ニュースでやっているの報道、はたまた日本の政治についてまで、見る視点や聞くポイントが異なってくる。
物事の何故を考える癖がつき、少し、自分の視界が広がっていく感覚。

ちなみに、現在はこちらを読書中。

今の時代は、いろいろな媒体やツールを使って正しく歴史を学ぶ環境がそろっている時代だ。
ラジオだけ、テレビだけ、とならずに自分の信頼のおける情報ツールを探して、歴史を学ぶことができる。
なんて、素晴らしい時代だろうか。

私は歴史を、何も知らない。
別に期末テストも定期テストもない日常だけれど、2024年んは少しずつ、過去のピースを覗いていけるような年にしたい。

そんな風に、学びながら生きていきたい。


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