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展示作品紹介①デッサン(巴里にて)1931年


 生誕120年 長谷川潾二郎展「ひっそりと、ささやかに。あの日の先に」の作品の多くは、2010年に開催された長谷川潾二郎展で展示されています。このパリ滞在中に描いたデッサン作品もそうです。
 この作品、なんだかかわいいですよね。
この子は、なにをしているんでしょう?ごみ箱にごみをすてているのかな?それとも水飲み場で水を飲もうとしているのかな?
デッサンも丁寧で、見ていると穏やかな気持ちになります。
 潾二郎はパリ滞在の1年間、精力的に絵を描いていますが、エッフェル塔やマルシェといった特徴的なパリの風景は描いていません。
 彼が描いたのは、地元の人の憩いの場であるモンスリー公園の緑や道路に止まっている馬車、ガソリンスタンド、街角の広告などのありふれた町の景色ばかり。正直、わざわざフランスに行ってまで?という景色ですが(個人的感想です笑)、それらの絵にはしっかりとパリの匂いと人々の息遣いが感じられます。

この機会にぜひご覧ください。
入場無料です!

生誕120年 長谷川潾二郎展 ~ひっそりと、ささやかに。あの日の先に
会期:2024年9月22日(日・祝)~9月30日(月) 
▶会期中無休 
▶午前10時~午後6時(最終日午後4時まで)  
▶入場無料 (販売なし展示のみ)
▶場所:鈴木美術画廊  
 東京都中央区銀座1丁目13-4大和銀座ビル(銀座一丁目駅 徒歩3分)
▶TEL.03-3567-1114
▶主催:長谷川潾二郎 愛好家

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