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原因不明の、喉の違和感

50代に入って、違和感を覚えるようになったのが喉です。
食べ物、ひどい場合は飲み物でさえも、飲み込むときに痛みがあるのです。
喉に何か腫物でもあるのだろうか?悪い病気だろうか?
不安を感じながら、しかし日常生活に大きな支障はなかったため、ずっとそのままにしてきました。

口の中の違和感も

そのうちに、口の中にも違和感を感じ始めるようになりました。
ざらざらと荒れているような、例えばキムチやワサビなど刺激のある食べ物を口に入れると痛く沁みて、涙が出るほどなのです。
大好きな寿司や、スパイスの利いたカレー、韓国料理もほとんど無理な状態になってしまいました。
すべて、更年期だから・・・?年齢?
歯科医院でこの口腔内の異変について話すと、歯科医師は一通り口の中を見て、「確かに荒れていますね。消毒液を出しておきます」と。
「それはちょっと違うような気がするなあ」とは思いましたが、ひとまず言われた通り殺菌性のあるうがい薬でうがいをする、ということを試しました。当然、良くなることはありませんでした。

口角炎が治らない

そのうちに、口の端は切れるようになりました。ちょうど冬でしたし、乾燥しているからだな、と思い、効果の高そうなリップクリームを探しては何本か試しました。
口角という部分は、薬を付けてもなかなか傷は塞がりにくい場所ですね。食べる、しゃべるなど口を動かすことは多く、またコロナ禍でマスクを常にしているため、マスクをしている時のマスク内の湿度、それに反してマスクを外したときの極端な乾燥との差の激しさも手伝って、口角炎が治らないのだと思っていました。とにかく、喉の違和感、口の中の違和感、口角炎の痛みはずっと続き、これも年齢⁼更年期障害の一つなのだと思っていました。

総合病院での検査

喉の違和感、口腔内の病気、口角炎・・・これらをどの科で診てもらうのが良いのか。口腔内であれば耳鼻咽喉科か?しかし、食道まで関係するならば内科?いや消化器内科?
ひとまず、仕事が休みの日に空いている総合病院へ向かい、耳鼻咽喉科の順番待ちに並びました。
やっとのことで診察室に呼ばれ、医師に状況を伝えました。
「で、これらの症状はいつ頃から?」
「そうですね、喉の違和感はもう2年近いです」
「2年!それはもっと早く診せに来ないと」
・・・ということで、速やかに鼻からカメラを入れて、喉の状況を調べる、という流れになりました。
座ったままで簡単なものでしたが、
「うーん、喉はきれいだね。異常は何もないです」
との医師の言葉に、安心もしましたが、反面おかしなことですが落胆もしました。
まだ、何が原因なのかがわからない。

親友に教えられた「貧血」

耳鼻咽喉科では、歯科医院と同じくうがい薬と、大量の漢方薬が処方薬として出されました。
漢方薬は飲み続けましたが、何の効果も感じず。しかしそこは漢方薬ですから、そんなすぐには効果はでないもの。継続しなければ。と真面目に考えていました。
そんなある日、学生時代の親友に数年ぶりに会うことになりました。
同じ年齢ですから、話題は自然と自分たちの健康、体の不調についてとなり。耳鼻咽喉科へ行っても原因がわからない不調に悩んでいること。疲れやすく日々過ごすのがやっとの思いだということなどを伝えると、友人は言ったのです。
「重度の貧血ではないか。フェリチンを計ってもらいなさい」
貧血?フェリチン?
私は貧血という自覚は長くあり、健康診断でも常に血液検査は「D」。しかしこういうものだと思って何の対処もしていませんでした。
そこで、これまで散々ネット検索し続けた「喉の違和感」「口角炎」などというワードに、「貧血」をプラスして検索してみると・・・

アタリでした。どうやら私は重度の貧血で、それを体が私に教えようと、様々な症状となって訴えているのだと、その時ハッと気づいたのです。

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