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子育てと栄養

娘も息子も二十歳を超えました。
すっかり年齢的には大人になってしまい、つくづく、幼くて手がかかって仕方なかった頃、なぜもっと可愛がって育てなかったかと、今になって思います。
もともと昔から子ども好きなので、自分の子ならなおさら可愛いはず、いえ可愛いとは思えていたのですが、離婚もあり、仕事もありと、バタバタしている中でしっかり育児をしていたかというと、非常に心もとない記憶しかありません。

出産した女性のほとんどは貧血

2度の出産と、1度の流産を経験しています。
栄養メソッド、メガビタミンを提唱される藤川徳美先生によると、出産を経た女性のほとんどは貧血と言ってよい状態なのだそうです。
妊娠中、摂取する栄養は胎児へと送られ、出産後も授乳によって栄養は乳飲み子へ。
そこで子と自分の両方が満たされるまでの栄養を意識的に摂取できていればよいのですが、ごく簡単な食事で済ませたり、私などアレルギーなどを気にしてタンパク質というタンパク質を排除したような食事をあえてしていたので、栄養失調になるのは当然のことだなと思います。
栄養失調、そして貧血。
そのため気力も湧かず、ふらふら。それでも小さな子とワチャワチャした毎日を過ごしていると、そのワチャワチャの中に紛れてしまい、自分の健康状態は二の次三の次。まあ、若さもあったと思います。

イライラや面倒臭さがさまざまなマイナスに

極度の貧血からの無気力やだるさはもちろん、ちょっとしたことにイライラしたり、マイナスの思考に偏ったり、気に入らないことは人のせい。
こんな状態は私だけかもしれませんが、子どもたちには、言うことを聞かなければすぐキレるようなことはたびたびありました。
面倒で、体が重くてだるくて。
冷たい言葉も平気で投げつけていたと思います。
毎日「疲れた、疲れた」が口癖で。
自分がそうだったからわかりますが、子どもは母親が笑顔で機嫌よくしてくれていればそれだけでうれしいもの。
なのに、私は機嫌よくしていたことってあっただろうか・・・。
子どもが二十歳になるまでのその間、私はイライラして怒りっぽい母親だったと思います。栄養不足による精神的肉体的疲労感に気づいたのは、その後でしたから。

ですから、世のママさん、お母さんに伝えたいのです。
まず自分の健康を取り戻してほしい。じっくり自分の内側から見直して、ただ気力で乗り切るのではなく、体の中から元気が湧く感覚を取り戻してほしい。消えない疲れは更年期だからとやり過ごさず、何かが不足して体が発しているサインだと気づいてほしい。
内側から元気になれば、前向きさが自然に出て、周りの人、もちろん子どもへの言葉もあたたかく変わっていくと思うから。
元気でニコニコして、鼻歌なんて歌うくらいのお母さんが、どれほど子どもに安心をもたらすか。私が一番よく知っているはずなのに、後悔ばかりです。

どうか、ママたち。落ち込むことや、イライラすることが多かったら、ぜひ、貧血を改善することから始めてみてほしいと思います。

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