書くのって楽しい
夜寝る前、自分の日記にスキがついていたことに気づく。
うれしい。心がほわっとする。
その気持ちのままお布団にもぐりこみ、眠りにつく。
昔から読書が好きで、自分でもなにか文章を書いてみたいな、とは思っていた。
でも、読書感想文は大の苦手。
読書は楽しくできるし、国語の成績も悪くなかったから、本の内容は理解できてるはず。
なのに、自分の言葉で感想を書けと求められると、とたんに頭が真っ白になる。
それでもむりやり書き上げると、こんがらがって話が飛躍していき、結局何が言いたいんだかわからない文章になってしまう。
多分、こんなに迷走していたのは、当時の私が、国語が得意というのを唯一の長所だと思っていたからだろう。
国語ができるからには、立派な感想を書かなきゃならない。
でも言葉が出てこない。
仕方ないから、むりやりひねり出す。
プライドが邪魔をして、素直な感想が書けなかった。
それでずっと、文章を書くことへの憧れと苦手意識が同居したまま生きてきた。
でも、エイヤって投稿してみたら、自分の日記を読んでくれる人がいた。ありがたいことに、スキまでくれる人がいた。
自分の思ったことを素直に書くのってこんなに気持ちのいいことなんだ。
カッコつけなくても、たどたどしい文章でも、ささやかな内容でも、見つけて読んでくれる人が、どこかにいる。
書くのって楽しいなぁ。
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