インドアーグラの客が僕しかいない博物館⁉︎ 初心者旅人ゴリの生存報告インド編♯4
みなさんこんにちは。こんばんはの人はこんばんは。初心者旅人のゴリです。
前回は詐欺師が出てくるちょっとアンダーグラウンドなお話でしたが今回はスピリチュアル?なやつです。
そう、今回はアーグラでなんかよくわからない博物館に行ってきましたので主にそれのレポートです!
ただ、アーグラと聞いても日本人の大半はピンとこないと思いますので、
まずはアーグラってどこ?というところから
アーグラは北インドに位置する都市で、前回のジャイプールの東、デリー(ニューデリー)の南東にあります。
地図で見るとこんな感じ↓
で、上記の3都市を結んだのが前回も少し紹介したインド旅行の大定番のゴールデントライアングルです。
余談ですが、このゴリラはゴールデントライアングルと聞いてインド全土にまたがる壮大なものを想像してました。
でも実際は北インドのごくごく一部だけなんですね。ちょっとがっかり。
そんなアーグラの看板といえばもちろん「タージマハル」です。アーグラは知らなかったけどタージマハルなら聞いたことがあるという人も多いんじゃないでしょうか?
タージマハルは17世紀に栄華を極めていたムガル帝国のある1人の王妃の墓廟で、その王妃が亡くなる前に言った「立派なお墓を建ててほしい」という言葉を聞いた王が国が傾くほどの大金をかけて建てたという経緯があります。
完全なシンメトリーになっている建物自体もとても綺麗で見応えがあるのですが、僕はこの逸話に妻のために国を傾けた王のなんとも男くさい「融通の効かなさ」や「一途さ」を感じるところが好きですね。
さて、前置きが長くなってしまいましたがここからが本題です。タージマハル、まさかの前置き。
基本的にアーグラはタージマハルと砦跡ぐらいしか観光するところはないんですが、なにか他に面白そうなところはないかとGoogleマップを眺めていると…
ありました!
その名もブラーマクマリス・スピリチュアル・ミュージアム。
↓以下ミュージアムのレビュー。
レビューを読んでも博物館の中身のことは全くわからないし、レビュー自体も意味不明。
なかなか唆られるところがあります。
これは行くしかない!
というわけで出発。
ちなみに、タージマハルから少し離れた町の中を歩いて行ったのですがアーグラはタージマハル周辺から離れると一気に観光地感がなくなって、歩いていてとても楽しかったです。散歩にオススメ。
さて、そんな道を牛のフンに気をつけながら歩くこと約20分。
(インドではいたるところに牛のフンが落ちてます。僕はアーグラを含めて計3回踏みました)
到着。
鍵が開いていたので中へ。
受付に誰も居ないし、なんか不気味。。
仕方がないので門まで戻って人を呼んできてもらって再び中へ。
うす暗〜い館内にたたずむ無数の人形たち。白鳥がセンターでドヤってるのがちょっと面白い。
これは、終末時計でしょうか??なんとも意味深。
剣と天秤を持った像。何故か目隠しされてます。正直超不気味で怖い。
この絵は人生を表してるんでしょうか??
……。………???
こんな感じで展示物がそれぞれスピリチュアル過ぎて意味は全く理解できませんでしたが、説明をくまなく読んでみると伝えたいのはおそらく『人類皆兄弟。仲良くしようね』的なことだと思います。たぶん。
で、一階の展示を一通り見終わって帰ろうとすると
案内をしてくれていた女の子が瞑想はしていかないの?と。
そのまま手招きされて地下へ。
瞑想室はこんな感じ。
赤基調の部屋を真ん中の灯りがさらに赤く照らしていました。
確かに心が昂ってきそうです。警戒心ですが。
しかしここまできて手ぶらで帰るわけにもいかないなぁとか思っていると、女の子がおもむろに部屋の真ん中に座り胸の前で手を合わせて瞑想スタート。
仕方がないので僕も見様見真似で座って瞑想開始。
女の子が目を開いて中心の灯りを見ていたので僕もそうしていたのですが、なぜか灯りがグラグラ動いているように見えてきて気持ちが悪くなったので途中からは目をつぶって、「無…。無…。」って唱えてました。
多分全部で3分ぐらいだったと思います。
とまあ、そんな感じで博物館を体験し終わったんですが、外に出れた時の開放感はやばかったですね。
インドなのに涼しく感じる!空気も美味しい!
その後はなんかどっと疲れてしまったので近くにあったスターバックスに駆け込みました。
異界にいた身としては慣れ親しんだスタバが本当にありがたい。
時間も3時前なのでいい時間ですね。
え??3時?
確か博物館に入ったのは1時で、1階の展示物は長くても30分ぐらいで見終わったはず…。
あれ?時間合わなくね…?
以上です。
いかがでしたでしょうか?
このスピリチュアルミュージアム、客は終始僕1人しかいないし展示は正直よくわからないままでしたが、瞑想体験はなかなか面白かったです。アーグラに来たけどタージマハルだけじゃ物足りない!という人は行ってみても悪くないかも知れません。
※この博物館は無料ですし、もちろん宗教勧誘等は一切ありませんでした。
身の危険を感じることは全くありませんでしたので安心して訪れていただいて大丈夫だと思います。
さて、次回はついに首都デリーとガンジス川のあるバラナシに行ってきましたのでそちらのレポートです!
インド旅もいよいよ終盤ですがインドカオスを理解できる日は来るんでしょうか?(今回で余計謎が深まった気もしますが)
乞うご期待!
PS.
そういえば、インドの飲み物と言えばラッシーですが、インドのラッシーは甘くないものもあるって知ってましたか?
ソルトラッシーというものなんですが、その名の通り砂糖の代わりに塩が入ってます。
しかもこの塩がインド特産のルビーソルトというもので、普通の塩味に加えてスパイスと硫黄の匂いがします。
もしインドを訪れた際は是非一度試してみてください!
味はもちろん保証します。まだソルトラッシーを美味しいと言った日本人には1人も会っていません。
これ道端で売ってるレモネードにも入ってるんだよなぁ
暑いので塩分と水分を同時に補給できるのは良いのかも知れませんが、できれば別々で食べたい…。
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