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才能の創造

どうも、ユリウスです。

突然ですが、才能とはなんでしょうか?

辞書によると、

生まれつきの、あるいは訓練によって発揮される、物事をうまくなしとげる能力。

旺文社 国語辞典

だそうです。

「才能」という言葉からは、いわゆる「天才」みたいなイメージが浮かんでくるのは、僕だけではないはず。

あの人は「生まれつき才能があったから・・」というフレーズはよく耳にします。

でも、辞書の定義によると、どうやら「才能」が発揮される状況は2パターンあるらしい。

生まれつき or 後天的に訓練によって獲得する

の、2パターン。

つまり、訓練によって「才能」は獲得できるということ。

大谷翔平選手がマンダラチャートを使用して、目標達成に向けて努力していたことは有名な話です。

確かに「生まれつき」の要素もあったのかもしれませんが、

努力しなければおそらくメジャーリーガーとして大活躍はしていないはず。

そして、才能は「後天的に身につけることができる」のだとしたら、理論上、誰でも一定以上のスキルを身につけ、成果を出すことができると言えますよね。

自分には才能が無いと、言うのは簡単。

そして、自分の才能の無さと向き合う必要がなくなるため、非常に肩の荷が下りたように心が軽くなるのも確か。

とはいえ、それはある意味の「自分の数ある選択肢の一つ」を捨てる行為でもあるということも言えそうです。

ここで、あるアニメを紹介します。

俺は全てを【パリイ】する

主人公のキャラが良き

というアニメです。

まだまだアニメは序盤ですが、すでに学びがたくさんありました。ネタバレも多少含みますので、ご注意を。

まず、主人公の青年ノールは、冒険者としてギルドに登録しようとします。が、なんのスキルも持っていない人は登録できませーん!と、断れてしまいます。

なので、ノールはスキル習得に向けて様々な訓練場に修行に行きます。まあ、現代でいうところの職業訓練校みたいな場所ですね。

戦士の訓練、魔法使いの訓練、シーフの訓練・・などなど、様々な訓練を片っ端から受けるのですが、

どこの訓練所においても、

「お前は〇〇の才能が無いようだから、諦めたほうがいい」

と、言われてしまいます。

しかし、どうしても冒険者になりたいノールは諦めません。

戦士の訓練所で覚えた唯一のスキル「パリイ(相手の攻撃を弾くスキル)」を、徹底的に磨いてやろうと決意し、パリイのスキルを毎日毎日、何年何年も磨きまくります。

なぜ磨きまくるのかといえば、戦士の訓練所で、

「一つのスキルを極めれば、またその次のスキルが習得できる。」

と、言われていたから。

なので、真面目なノールはその「次のスキル」の習得を目指してパリイを極めまくるのですが、一向に次のスキルの習得の気配はナシ・・・。

もはや冒険者としての生活を諦めていたときのこと、ひょんなことから、自分のパリイのスキルを用いて、国の王女様を助け出すことに成功します。

そして、王女様と関係性を持ったことをきっかけに、物語はドンドン展開していきます。

と、ここまでが現段階でのざっくりとした物語の流れ。

面白いポイントとしては、主人公自身は、自分にはなんの才能もなく、パリイしか使えないショボいやつだと思っていること。

ただ、そのたった一つ使えるパリイの上達具合が、尋常では無いレベルに達しているわけです。だからこそ、王女様からクソ強い悪魔から救い出せたということ。

まさに、これは「才能」と言えるんじゃないでしょうか。

自分には才能が無い・・・と、どん底に堕ちたところから、たった一つのスキルを磨きに磨き上げ、気づかぬうちに遥かな高みへと到達してしまったわけです。

見事に「後天的な訓練」を通じて、身につけた例と言えますよね。

最後に、ミニマリストである佐々木典士さんの著書、

「僕たちは習慣で、できている。」の冒頭分を引用したいと思います。

才能は「与えられる」ものではなく、習慣を続けた果てに「作られる」ものだからだ。

僕たちは習慣で、できている。:佐々木典士

才能の無さに悲観するのではなく、

身につけられたらめちゃくちゃカッコいいだろうな!みたいな想像をしつつ、少しずつ才能を創造していけたらいいんじゃないかなと。

ではでは。

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