【一級建築士製図試験】合格体験記#2
令和2年度 1級建築士製図試験の経験をまとめています。
エスキスを試行錯誤した話です。
※試験当日の復元図に時間がかかっており、出来上がり次第記事にします。
スペックについて
製図試験 2年目
資格学校 S資格学院 長期クラス
課題 令和2年「高齢者介護施設」
部門ごとの境界線が曖昧で不合格
製図1年目は、廊下はガタガタ・主要室は各部門に入り乱れているといったプランばかり。
自分でも部門ごとにまとまりを意識的に計画していたハズだったが上手くいかず不合格。
製図2年目の初期も、講師から部門ごとの境界線が曖昧だとダメだし。
そして、解答例を部門ごとに着色して研究するようにアドバイスがあった。
前年度もエスキスの着色をしていたが、自分のプランと何が違うかまでは見比べていなかったことに気付き、真っ新な気持ちで取り組むことにしました。
エスキスの着色して気づいた事
製図2年目。エスキスを部門ごとに着色をしていくと、次のことが明確に。
部門の位置はおおむねあっているが、自作エスキスは境界線がガタつく。
多少のガタツキはOKと勝手に解釈していた。
境界線がはっきりすると、作図が断然楽。特に断面図に間違いが少ない。
製図試験はマークシートではなく、人の手で採点する試験。
製図二年目は、採点者に自身のプランを明確に伝えるためにどうしたいかや、作図の第一印象を意識するようになりました。
また、自己解釈ほど怖いものはないので、講師に質問やアドバイスを積極的にもらうようになりました。
エスキスに取り入れたこと
着色学習を得てエスキスに取り入れた事は次のとおり。
境界線を一直線に引けるプランを目指す。
エスキス後、部門ごとに着色し、ガタツキがないか確認。
実際に本試験当日も、共用部分の形状を確認するために着色をしていました。
本試験のエスキスを部門ごとに着色すると、色分け出来ます。
エスキスに近道はなかった
エスキスは、裏技を使って少しでも早く簡単に出来る方法を探していた私。
しかし、時間をかけて解答例を攻略していくことでプランのブレがなくなりました。
勉強方法は星の数ほどありますが、製図試験を通じて、自分の中にどこまで落とし込めるかが重要だと痛感しました。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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