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事例№5 ホームEV付 2階建て 3LDK

このnoteでは、住宅の間取り図をトレースし、満足及び残念ポイントを検証します。事例5は、ある資格試験に出題されていたプランを題材としました。ホームエレベーター付きの住宅です。

建物の概要

1階平面図
2階平面図
  • 構成:家族4人←任意設定

  • 敷地条件:東側と南側を道路に囲まれた角地

  • 規模 構造:2階建て 約155㎡    木造

青:満足ポイント  赤:残念ポイント

満足ポイント

  1. 車庫東側に出入口があり、ポーチからのアクセスが良い。

  2. 台所から居間・食堂が見渡せる。

  3. 2階子ども室に押入が十分あり。

残念ポイント

  1. 車庫が縦列駐車のため、車の出入りが不便。

  2. 居間・食堂・台所が狭い印象。

  3. 2階西側の子ども室、物入の開閉のため、家具の配置に制限あり。


別案を考えてみた

ホームエレベーターを設置する理由とは?

一般住宅でホームエレベーターを設置する理由の多くは、

  1. 高齢者や体に障害を持つ方が利用するため。

  2. 3階建て4階建てなど縦に空間が重なるプランの場合に、移動をスムーズにするため。

その他にも色々なケースがあります。
今回は次の条件で設計をしたいと思います。

子どもが独立し、高齢になった両親と同居するためのリフォーム。
1階はパブリック、2階はプライバシー。

上記をコンセプトに作ってみたプラン

左:1階平面図  右:2階平面図
  • 1階の寝室を無くし、LDKとしました。居間の一部には畳コーナーを設置。

  • ホームEVの向きを変更、LDK直結とした。

  • 2階寝室には、WICを設置。

  • 2階西側の寝室は、ホームEVからアクセスしやすい位置に出入口を設けた。
    ※柱、壁、窓の位置については法的な検討はしていません。

車椅子使用まで見据え、1階の水回りを少しスペースを持たせたプランも考えてみたかったのですが、なかなか収まらず断念。


終わりに

今回は初めて設計条件を明確し、プランを検討しました。
特にホームEVを設置する背景を調査したことで、初めて知る事柄もありました。
今後もnoteを通して、設計に関する知識を増やしていきたいと思います。


長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。


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