たのしみは あさはやくおき そとにでて ふかくおおきく いきをすうとき
なんだこんな世界と 理想郷を描いても 木草花川青空に美味しいご飯、そして笑顔 思い知るだけ
胸にずっと垂れこめていた鉛のような重さを解くための鍵は 少しの勇気と、あなたの柔らかさにある 青さと弱さ 抱えるには小さすぎる頭と心 あなたにあって めくれる ほどける やわらぐ
少し大きすぎる鼻の穴 言ってきた彼だって相当だった だいぶ短い僕の足 でも別に歩くには困らない 自らのいびつさを引きずる意味すら みんなが言うほどには無いんだよ ご飯のいい香り、狭い椅子にも楽々座れるもの
陽が傾いて、少し大きくなった影が重なる 落ちたときにこそ思う 波を感じられること自体が幸せなのだと この先どんなことも楽しんでいける 丸ごと見返してやらなきゃな いつかのきみの背中が重なる
忘れないで、 あなたの当たり前が誰かの当たり前ではないこと 間違えないで、 だからこそ世界は楽しいのであって 覚えていて、 いつでもそこには転換の可能性が満ちていること
ろくに声もかけず、話もしない いるのかなと思って声をかけたら返事がない 家を出るなら大きな声で行ってきますって 言わないとわからないよ いつだって互いのことを想っているのに 罪滅ぼしに勝ったスイーツ 僕は食べられなかった
明るく、何かに怯えたような瞳のあの人は幸せになれただろうか 静かで、強い意志を感じさせる瞳のあの人は幸せになれただろうか 瞳が雄弁に語りかけるとき、私たちはその中に自分を見つけることになる 私はどんな瞳で世界を見つめているのだろう いま、私はどんな瞳であなたの瞳を覗こう
かっぽかっぽ そこにはいつでも2つの道がある どこへ歩めば良いのかは誰しも本当は知っている 不確実な未来を確実にするための一歩は 眠い夜に歯を磨くように 決められたように見える未来を拓くための一歩は 近所にできた気になる店に行ってみるように かっぽかっぽ
たとえ明日世界が終わるとも きみにはおべっかを使わず正直でいようと思う それをきみが知ってくれると信じているから
どことなく表層的なものども 何となく覆い被さった暗幕 だれかがだれかのために動くのは損 自分以外のことを考えるのは無駄 時代の、社会の、自らの悪魔につけるけじめ 忘れてしまわないようぎゅっと目を瞑り 思い切り海に飛び込む
狭くて四角い青の中で終わる命 大きく丸い青の中で廻る命 大きく青い空の下で生きるわたしが抱く気持ち 「心に新しい人生をわたそう」 ______________________ 子ども夢パークのInstagramの投稿 子どもが作った木彫りの文字、 「心に新しい人生を渡そう」に触発されて
そよそよと頬を撫でる風が 優しく心を落ち着けた 足から頭の裏までひんやりと心地よく湿った 柔らかな草と土の匂い 走った後のように口の中に血の味 電車が走って響く地面 満ちて満ちて溢れている
こんなにも触れたくて仕方がないのに どうしても手が届かない あなたの中に私が残るよう 暗闇をゆく炎があなたに灯るまで 祈る代わりに大きく振った手
止めるミラクル 防ぐトラブル カーブミラー 出会い頭にご注意を カーブミラーが物見櫓 キョロキョロ得意げ男の子
すし詰めになった さしずめ軍艦 とにもかくにもエネルギー 良い方向に発散さして