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第63回【孫子の兵法23】~すべてが幸せのために~
本日は第三章「謀攻篇」の続きを話します。
『百戦百勝は善(ぜん)の善(ぜん)なる者に非(あら)ざるなり。戦わずして人の兵(へい)を屈(くつ)するは善の善なる者なり。』
〇現代語訳
100回戦い、100回勝ったとしても、それは最善の勝ち方とは言えない。
戦わずして相手を屈服させる事こそ、最善の勝利であると。
◎これを私なりの解釈でミーティングを行うと以下のようになります。
勝っても何も得るも
第62回【孫子の兵法22】~すべてが幸せのために~
本日から第三章「謀攻篇」についてミーティングで話した内容を記事にします。
『孫子曰(いわ)く、用兵の法(ほう)は、国を全(まった)うするを上(じょう)と為(な)し、国を破(やぶ)るは是(これ)に次(つ)ぐ。』
〇現代語訳
孫子は言う。
戦いは、原則として敵国を傷つけることなく、その国力を保全したまま勝つのが上策であり、敵国を打ち破って勝つのは、これに次ぐものである。
◎これを私なりの解釈でミ
第61回【孫子の兵法21】~すべてが幸せのために~
本日は第二章「作戦篇」の続きを話します。
『兵を知るのは将(しょう)、生民(せいみん)の司命(しめい)、国家安危(あんき)の主(しゅ)なり。』
〇現代語訳
戦いの事をよく知る将軍は、国民の生死、国家の安泰と危険を左右する最も重要な人物。
◎これを私なりの解釈でミーティングを行うと以下のようになります。
優秀なリーダーは、しっかりした戦略を持ち、一番になれるだけの運と実力を有する人物である。
第60回【孫子の兵法20】~すべてが幸せのために~
本日は第二章「作戦篇」の続きを話します。
『兵は勝つを貴(たっと)び、久(ひさ)しきを貴(たっと)ばず。』
〇現代語訳
戦いは、勝つ事が大事であるが、泥沼化は避けなければならない。
◎これを私なりの解釈でミーティングを行うと以下のようになります。
〇目先の事だけを考えてはいけない。長期的展望が必要であると説く。
〇目標設定の方法幾つか挙げる。
⑴三点セット法~テーマ・達成レベル・達成
第59回【孫子の兵法19】~すべてが幸せのために~
本日は第二章「作戦篇」の続きを話します。
『卒(そつ)は善(よ)くして之(これ)を養(やしな)わしむ。是(これ)を敵に勝ちて強(きょう)を益(ま)すと謂(い)う。』
〇現代語訳
捕虜は手厚く保護する。これにより戦力増強になる。
◎これを私なりの解釈でミーティングを行うと以下のようになります。
〇敵より仲間を増やすべきと説く。
〇相手を無傷のまま味方に取り込み、相手の持つもの全てを自分のも
第58回【孫子の兵法18】~すべてが幸せのために~
本日は第二章「作戦篇」の続きを話します。
『敵を殺す者は怒(ど)なり、敵の利(り)を取るは貨(か)なり』
〇現代語訳
敵を殺すのは怒り、敵の兵器や物資を奪うのは利益を得る為である。
◎これを私なりの解釈でミーティングを行うと以下のようになります。
意見が対立しても相手の言い分を聞きながら、相手の有する能力や知識などを自分のものにすべきと説く。この考え方が「敵の利を取る」である。
宮本武蔵
第57回【孫子の兵法17】~すべてが幸せのために~
本日は第二章「作戦篇」の続きを話します。
『智将(ちしょう)は務(つと)めて敵に食(は)む。』
〇現代語訳
優れた将軍は、遠征に出た場合、敵の食糧を相手から奪う。
◎これを私なりの解釈でミーティングを行うと以下のようになります。
〇自分にとっては不得意分野でも、それを得意とする人はいる。
そういうエキスパートをうまく使いこなす事も自分の実力のうちと説く。
人それぞれ、得意な事、不得意な事
第56回【孫子の兵法16】~すべてが幸せのために~
本日は第二章「作戦篇」の続きを話します。
『国の師(し)に貧(ひん)なるは、遠く輪(おく)ればなり、遠く輪れば則(すなわ)ち百姓(ひゃくせい)貧(まず)し。』
〇現代語訳
国が疲弊し、貧しくなるのは、軍隊用に遠くまで食糧などの物資を運ぶ為である。それにより、国内の物資も減る事になる。
◎これを私なりの解釈でミーティングを行うと以下のようになります。
不得意な分野の戦いであるなら、無理して戦
第55回【孫子の兵法15】~すべてが幸せのために~
本日は第二章「作戦篇」の続きを話します。
『尽(ことご)く用兵の利(り)を知ること能(あた)わざるなり。
善く兵を用いる者は、役(えき)は再(ふたた)び籍(せき)せず、
糧(りょう)は三度載(さい)せず。
用を国に取り、糧を敵に因(よ)る。
故(ゆえ)に軍食(ぐんしょく)足(た)るべきなり。』
〇現代語訳
長期戦の損失を熟知しなければ、戦いによる利益を知る事は出来ない。
食糧を敵から奪
第54回【孫子の兵法14】~すべてが幸せのために~
本日は第二章「作戦篇」の続きを話します。
『兵は拙速(せっそく)なるを聞くも、巧久(こうきゅう)なるを未(いま)だ睹(み)ざるなり。
夫(そ)れ兵久(ひさ)しくして国に利(り)あるものは、未だこれ有(あ)らざるなり。』
〇現代語訳
戦争は、戦い方が悪くても早く決着をつけるのがよく、戦い方が上手でも長引くのは良くない。長期戦で利を得た国の事をこれまで聞いたことがない。
◎これを私なりの解釈でミ
第53回【孫子の兵法13】~すべてが幸せのために~
本日は第二章「作戦篇」の続きを話します。
『兵を鈍(にぶ)らせ鋭(えい)を挫(くじ)き、城を攻むれば則(すなわ)ち力屈(つ)き、久(ひさ)しく師(し)を暴(さら)さば則ち国用(こくよう)足(た)らず。
夫(そ)れ兵を鈍らせ鋭を挫き、力を屈(くっ)し貨(か)を殫(つ)くせば、則ち諸侯(しょこう)その幣(へい)に乗(じょう)じて起こる。
智者(ちしゃ)ありと雖(いえど)も、其(そ)の後を善くすること
第52回【孫子の兵法12】~すべてが幸せのために~
本日から第二章「作戦篇」について話します。
『孫子曰(いわ)く凡(およ)そ用兵(ようへい)の法は、馳車千駆(ちしゃせんし)、革車千乗(かくしゃせんじょう)、帯甲十万(たいこうじゅうまん)、千里(せんり)に糧(りょう)を饋(おく)る。
則(すなわ)ち内外(ないがい)の費(ひ)、賓客(ひんきゃく)の用(よう)、膠漆(こうしつ)の材(ざい)、車甲(しゃこう)の奉(ほう)、日に千金(せんきん)を費(つい
第51回【孫子の兵法11】~すべてが幸せのために~
本日も第一章「始計篇」の続きを話します。
『未(いま)だ戦わずして廟算(びょうさん)して勝つ者は、算を得ること多ければなり。未だ戦わずして廟算して勝たざる者は、算を得ること少なければなり。算多きは勝ち、算少なきは勝たず。
而(しか)るを況(いわ)んや算なきに於(お)いてをや。
吾(わ)れ此(こ)れを以(もっ)て之(これ)を観るに、勝負見(あら)わる。』
◎現代語訳
以下の観察をもって事前にその
第50回【孫子の兵法10】~すべてが幸せのために~
本日も第一章「始計篇」の続きを話します。
『故(ゆえに)に能(あた)うも之(これ)に不能を示し、用なるも之に不用を示し、近くとも之に遠きを示し、遠くとも之に近きを示し、利にして之を誘い、乱にして之を取り、実にして之に備え、強(きょう)にして之を避け、怒(ど)にして之を撓(みだ)し、卑(ひ)にして之を驕(おご)らせ、佚(いつ)にして之を労(ろう)し、親(しん)にして之を離す。
其(そ)の無備(むび
第49回【孫子の兵法9】~すべてが幸せのために~
本日も第一章「始計篇」の続きを話します。
『兵とは、詭道(きどう)なり。』
◎現代語訳
詭道の「詭」は、偽るとか騙すという意味(正道の反対)。
兵というのは、兵士の事ではなく「戦い」の事。
つまり「兵は詭道なり」とは、「戦いは騙し合い」となる。(駆け引き)
◎これを私なりの解釈でミーティングを行うと以下のようになります。
そもそも戦い(勝負事)はすべて騙し合いである。
「騙し合い」と聞く
第48回【孫子の兵法8】~すべてが幸せのために~
本日も第一章「始計篇」の続きを話します。
出版されている孫子の兵法に纏わる本は、殆どが幾つかの辞を抜粋し、それに対しての説明の内容ばかりでした。
そこで全文を読んでみたく、40冊ほどの本を買い集め、どうにか全文揃ったと思います。
全文を揃えた以上、私なりに指導に役立つ本に出来ないかと試み、5年ほど前に完成しました。その内容をミーティングで活用し、そしてnoteにて順番に記事にしています。