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第63回【孫子の兵法23】~すべてが幸せのために~

本日は第三章「謀攻篇」の続きを話します。

『百戦百勝は善(ぜん)の善(ぜん)なる者に非(あら)ざるなり。戦わずして人の兵(へい)を屈(くつ)するは善の善なる者なり。』


〇現代語訳
100回戦い、100回勝ったとしても、それは最善の勝ち方とは言えない。
戦わずして相手を屈服させる事こそ、最善の勝利であると。

◎これを私なりの解釈でミーティングを行うと以下のようになります。

勝っても何も得るものもなく、残るものも存在しなければ、戦う意味がないと説く。

また勝てる相手としか戦わない。
これが戦いの鉄則。
よって負けないと説く。

例えば、優勝してもチーム全員が喜べない勝利は意味がない。
また次に繋がらない勝利は、逆にチームを下降へと導く。
最善の勝利とは、目的を果たせるか否か。

野手は、あらかじめ相手打者の癖を掴み、調子や投手との相性、風向きなどの自然条件を読み取って守ります。
また打球がどこに飛んでくるかという予測を立てながら、臨機応変に守備位置を変える。
実際にそこへ打球が飛んで来れば、難なく処理する。
このような守備を「見えないファインプレー」と呼ぶのです。
記録には残らない最高のプレー。

スポーツの場合、勝てない可能性の高いチームとも戦わないといけない状況もあるが、その場合は何を学ぶか、もしくは何を失わないようにするか、指揮官は配慮しなければいけない。

ここでのタイトル
『最善の勝利とは、目的を果たす事』

本日のミーティングはここまで。

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