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第49回【孫子の兵法9】~すべてが幸せのために~

本日も第一章「始計篇」の続きを話します。

『兵とは、詭道(きどう)なり。』

◎現代語訳
詭道の「詭」は、偽るとか騙すという意味(正道の反対)。
兵というのは、兵士の事ではなく「戦い」の事。
つまり「兵は詭道なり」とは、「戦いは騙し合い」となる。(駆け引き)

◎これを私なりの解釈でミーティングを行うと以下のようになります。

そもそも戦い(勝負事)はすべて騙し合いである。

「騙し合い」と聞くと、卑怯なモノ、良くない考え方、と感じるでしょう。

この騙し合い(駆け引き)こそが、勝負事の醍醐味

この駆け引きの面白さを少しでも伝える為に、TVなのでは、解説者がいるのだと思います。

駆け引きを行うには、相手が喜ぶ事が分からないと、相手が嫌がることも分からないのです。物事はすべて表裏一体の考え方。

↑ここがポイント
相手が嫌がることを考える人を育てるのがスポーツなら、スポーツの存在価値はない。
ここで大事なのは、相手の気持ちになること。

野球というスポーツは、7割心理戦
・配球
・ポジショニング
・采配
・打席での読み
全てにおいて、観察力と洞察力が問われる


この時代(戦争のある時代)は攻めるタイミング、守るタイミングなどをひとつ間違えると国が滅びます。

国が滅びるということは
土地、財産、仕事、家族を失う、ということです。

よって将軍は神経を研ぎ澄まし、相手側の動きを誰よりも早く察知し、判断する力が問われていました。

今では考えられないことですよね。

勝負事とは相手の心理を読んで、駆け引きを行うもの。

ここでのタイトルは
『勝負事は常に表裏一体の考え方を』

本日のミーティングはここまで。



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