どらやきだいすき（那須どうぶつ王国のオーストラリアガマグチヨタカの赤ちゃん）
と言っても和菓子のどら焼きではない。
「どらやき」という実に美味しそうな名を与えられた、那須どうぶつ王国で飼育中のオーストラリアガマグチヨタカの赤ちゃんである。５月に生まれ、６月から一般公開されている。
どらやきは大変にかわいい。
どんな動物でも赤ちゃん時代はかわいいものだが、その中でも突出してかわいい。ふかふかの毛並みといい、ちょっととぼけたような独特の顔つきや、時に眠たげな表情といい、まだまだ小さくもちもちな体型といい、たまらなくかわいい。
それに名前のつけ方が素晴らしく良い。だってお父さんが「ようかん」、お母さんが「まんじゅう」、そして赤ちゃんは「どらやき」。予め雛が生まれたら「どらやき」と名付ける予定だったそうで、その辺りのセンスが実に好もしい。美味しそうだし、何よりぱっと覚えられる。
どらやきをきっかけに「オーストラリアガマグチヨタカ」という鳥種を初めて知った。
同園から日々Ｘに投稿される様子があまりに可愛いのでど〜うしても会いたくなり、たまたま直近神戸へ行く予定があったので、どらやきよりもひと足先に生まれたオーストラリアガマグチヨタカの雛４きょうだいに会いに、初めて神戸どうぶつ王国へ足を向けた。
神戸には比較的よく来ているし、神戸空港も好んで使っているのに、神戸どうぶつ王国がポートライナーから至便であることは今回初めて知った。
神戸空港駅または三宮駅でお得な切符つきチケットも買えるし、何よりほぼ駅直結（計算科学センター駅目の前）のアクセスが素晴らしい。今まで知らずにいたことを少々悔しく思う。
そんな初入国の神戸どうぶつ王国は素晴らしかった。今ならやはり産まれたばかりのマヌルネコの赤ちゃん４きょうだいも見放題だし
アムールトラにも間近で会えるし
那須どうぶつ王国も然り、動物たちがとても近い。各個体の性格までわかりそうな近さだ。
そしてお目当てのオーストラリアガマグチヨタカたちも、意外なほどに近かった。ほぼガラスに密着しそうな位置。
かわいい…けどどらやきはまだきっともっと小さい。そしてその小ささ=赤ちゃんらしさは、ひと月経つとこれくらいには大人っぽくなるのだ。
そう思うといても立ってもいられず、私から神戸での話を聞いてすっかりその気になった夫も「今しかない！」と週末那須へ車を走らせた。つまり週二度もオーストラリアガマグチヨタカ（とマヌルネコ）に会いに行った訳で、夢のような贅沢週間であった。
那須どうぶつ王国は４月に一度マヌルネコ目的で入国している。その際はＢリーグのアウェイ宇都宮遠征の空き時間に宇都宮から往復したが、今回は自宅から那須高原SA経由。
そしてようやく会えた念願のどらやきは、
最高〜〜〜〜〜にかわいかった。
神戸の子たちに比べて明らかに体長が短く、毛もふわふわでぽよぽよ。顔つきも赤ちゃんっぽいあどけなさがまだ残っていて最高である。ああ来てよかった。
更に、実物に会って驚いたのだが、お母さんの「まんじゅう」もものすごくかわいい。「ようかん」も渋くてかわいいが、まんじゅうは他の２羽とは明らかに違ったかわいさなのだ。まんじゅうも好きだなあ〜。
時間帯によっては眠りっぱなしのマヌルネコやスナネコたちも活発に動き回り、アルパカとも遊べてこの日は大豊作＆大満足だったが、それでもやはりどらやきは飛び抜けて最高だった。あんなに近くで展示されているのに全く動じず、人慣れしている。カメラ目線もくれるし遊んでくれる。素晴らしい。
いや〜、どうぶつ王国は良い。
他の動物園も好きで割とよく行くが、両王国はとにかく動物たちが近い。ゾウやキリンといった大きな動物がいないせいもあると思うが、皆近くにいるのでとても見やすく、観察しやすい。上野のように混み過ぎず、ゆったり観られるのも良い（神戸は観光地＆街中なので平日でもそこそこ混雑するが、それでも十分以上に見やすい）。
すごく見たなと満足でき、入場料も高くない。那須は行くのが多少大変だけれど、その価値は十二分にある。飼育員さん、職員の皆さん、いつもありがとうございます。
那須どうぶつ王国の後は白河で食事と買い物をして帰るのがお気に入り。この日も美味しい白河ラーメンを食べ、直売所で新鮮な野菜と果物をたっぷり買い、美味しい和菓子とパンも買って大満足の一日だった。
そんな訳でぜひぜひ、どらやきが赤ちゃんのうちに会いに行っていただきたい。このかわいさ、今だけですよ！
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？