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もっちもちでいつの間にか癖になる「昆布パン」にこしあんたっぷり「ダイナミックな味」ハーフムーン、富山のローカルパン「さわや食品」さんのパンが好き

地方へ行くと、可能な限り地元ローカルのスーパーや商店を探して入る。中でも調味料売り場とパン売り場は念入りにチェックし、地元っぽい商品を見つけて買うのが趣味というかほぼ習性である。

そんな中、近年富山へ行くとだいたい買っているのがこの昆布パン。
富山と言えば昆布。やっぱりあったよ昆布パン!と初めて見た時嬉しくなった。食べやすい三角の形も良いし、もちもちとしたパン生地も好き。切り昆布とたいへんよく合います。

うめ味は初めて買いました
昆布パンを買うのはたぶん4~5回め

上の写真は昨年11月に富山へ行った際に買ったもので、いつものように電鉄富山駅(JR富山駅左手)駅ビル地下1階のスーパーへ行くと、昆布パンの梅味発見。これは…!と即購入し、横浜に帰ってから食べた。美味しかった。梅の酸味が昆布パンの優しい味わいをよりくっきりさせている。

昆布パンはたいへんもちもちとした生地に細切り昆布がたくさん練りこまれたソフトなパンで、パン生地や昆布に余計な味付けがされていない分、元々の味はかなり控えめだ。
それ故初めはやや物足りなく感じるくらいなのだが、繰り返し食べるうちにだんだん癖になり、富山へ行く度買わずにはいられなくなっている。
梅味もやはり美味しい。やり過ぎていない味付けが実に良い。こういうの好き、と思って毎回買ってしまう。

先週のある日、散歩ついでに自宅から3キロほど離れたイオンに立ち寄った。ここは1階食品売場前ワゴンに地方のお菓子やパンが置かれていることが多く、近くを通る度に寄ってみるのだが、今回は「!?」と思った。
明らかにローカルパンっぽいレトロなパッケージの菓子パンが数種類置かれているが、見覚えがない。ローカルパンにはかなり詳しい方と自認している私は(雑誌のパン特集や「マツコの知らない世界」のローカルパンの世界等に登場するパンはだいたい知っているし食べたこともある)「これは買わねばならぬ」と手に取り、裏面の製造者を確認。

ダイナミックな味

うんうん、射水市の会社ね。北陸応援フェアなのかな?…って何これ「ダイナミックな味」って!!
このフレーズにはまった。
平たいパンにおそらく甘みの強いこしあんをぎっしり挟んであるのだろう。このパンの味のだいたいの予想はつくが、それを「ダイナミックな味」と表現するのがなんとも気に入って、その場に並んでいたパン3種を全て買った。

どれも好みの感じ。良いラインナップです。フォントがまた良いですねえ
ソフトフランス系も看過できない
この手のカステラサンド好きなんですよね

カステラサンドタイプの細長い「金時サンド」、懐かしいバタークリームが挟んでありそうな「フランスパン」、それに件の「ハーフムーン」、どれも美味しそう。ホクホクで買って帰り、さっそく味見。

断面も良いです

どれも美味しかった。
共通して言えるのは、いずれもくどくなく柔らかな味わいであること。
ハーフムーンのこしあんもフランスパンのクリームも甘いが甘過ぎるということはなく、パン生地本体の優しい味とのバランスが良い。金時サンドも然りで、パン生地とカステラの甘さのバランスも良いし、金時豆も主張し過ぎず全体的に優しくまとまっている。
これ、好みの味だなあ。余計なもの、体に悪そうなものが入っていない味がする。

この製造元の「さわや食品」さん、どんな会社なんだろう?と改めて検索し、今更のように愕然とした。「さわや」さんてあの昆布パンの会社じゃないですか!
昆布パンは今まで「富山へ行くと買うパン」としか認識しておらず、富山でしか見ないので富山産に違いない、ぐらいの適当さで会社名をきちんと見ていなかった。カロリーと栄養成分しか見てなかったよ・・・ごめんよ・・・。誠に失礼いたしました。

という訳で、もともと好きでリピートしていた昆布パンに加え、「さわや食品」さんのパンはどれも好きであることが判明。
これからも富山へ行った時や北陸フェア等で見つけたら、積極的に購入していきたいと思う。

いやあ、やっぱりローカルパンって良いですよね。
これもそのうちシリーズ化して行こうかな(資料はかなりたっぷりある)。

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