【今週の週末ごはん】#26 猛暑の食卓：SUZUKIYA×石井食品の「素」でブイヤベース、オリーブオイルで喉越しよく白茄子のグリルマリネとズッキーニのグリルサラダ

今週末は土日ともものすごい猛暑。
うっかり散歩にも出られない体温並みの暑さで、早くも少々夏バテ気味のような。
喉越しのなめらかな冷たいマリネやサラダ、美味しいスープが食べたくてこのような献立に。

◆スーパーSUZUKIYAと石井食品の共同開発「ブイヤベースの素」使用のブイヤベース

金曜の朝、スーパーへ行くと様々な魚介の値引き品が並んでいた。チャンスである。私は時折それを狙って平日朝にこのスーパーへ向かう。片っ端から買い占め、ホクホクで帰る。
この日は何かしらの貝と烏賊、それに魚を数種類買いたいと思っていた。ブイヤベースをつくりたかったからだ。サフランのきいたトマトベースの美味しいスープに、カリカリに焼いてにんにくの切り口を擦ったバゲットを浸して食べたい気分だった。

ブイヤベースを美味しくつくるのは難しい。
元々様々な魚介やベースとなる野菜をたくさん使う贅沢なスープだが、その旨味を適切に引き出すには何よりも技術が必要。随分前に張り切って材料を揃えたのに美味しくできなかった経験からどうも苦手意識があり、上手につくれる自信がない。それに味噌の詰まった海老をいつも買えるとも限らない。
そんな時には頼れる身近な信頼のブランド。神奈川のローカルスーパーSUZUKIYAと、チキンハンバーグやミートボールでおなじみ石井食品。この二社は普段から好んで積極利用しているが、その両社が共同開発した「ブイヤベースの素」というのがある。少し前にSUZUKIYA店舗で購入し、機会を待っていた。やっと使える！

石井食品　ブイヤベース、ブイヤベースセット | 株式会社スズキヤ スーパーマーケット– スズキヤ SUZUKIYA エスパティオ SPATIO — 雑貨専門店 — 置地廣場 —

スーパーで買ったのははまぐり、烏賊（さばいてあるもの）、甘塩鱈。さらに冷凍庫のムール貝と鰆の切り身を使う。
ソフリット用には玉ねぎ、にんじん、キャベツ。風味付けににんにくとローリエ、そして「ブイヤベースの素」。通販でも購入可。

【ブイヤベースの素】ブイヤベース用スープ（濃縮タイプ） 2袋（常温品）

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このスープで具材を煮込むだけでも十分以上に美味しくできると思うが、より美味しくしたくてソフリット（刻み野菜をオリーブオイルでこんがり炒めたイタリアのスープベース）は加えた。
海鮮類は、はまぐりは砂出しし、魚は水気を拭き取り食べやすい大きさに切ってオリーブオイルを絡めておく。烏賊はさばいてあるのでそのまま。冷凍のムール貝は凍っている汁ごと使う。

ソフリットを炒めたフライパンに砂出しをしたはまぐりを加え、少々炒めて白ワインを注ぎ、そこに「素」と分量の水を注ぎ入れて混ぜ、煮込み用の鍋に移す。
温まったらその他の海鮮とローリエを加えて１０分ほど煮込んで完成。いったん冷ますとより味がしみるので、食べる前に再度温めた。

大変美味しかった。
サフランの香りも塩気も旨みもどれも適度で嫌味がなく、加えた具材との馴染みも実に良い。私が一から丁寧につくっても、この美味しさには到底至れないだろうと思う。バゲットを浸して最後の一滴まで余さず食べ尽くしたくなる。それくらいこの「ブイヤベースの素」は優秀だ。すごいよSUZUKIYA…。
無添加でスーパーで買える価格。他にもいろいろと応用がききそう。カニクリームコロッケのソースに使ったら超美味しそうだしリゾットにも良いし、それをドリアにしたら最高だろうなあ。ああ美味しかった…
夏のシーフード、良いですよね。

◆ズッキーニのグリルサラダ

ズッキーニは生食もできるけれど、加熱して水分を凝縮させると断然美味しくなる。やや厚め（５〜7mm）にスライスしてオリーブオイルで両面をこんがり焼き、熱いうちにドレッシングに漬け込み、軽く冷やす。
少しボリュームが欲しかったので素揚げのじゃがいもを取り合わせ、プチトマト（プチトマトとトマトの両方を使った）は少しだけ加熱して旨味を。ドレッシングは好みのもので良いが、今回はオニオンベースで少しだけ醤油と砂糖を加え、ちょっぴり和風に。美味しかった。

◆白茄子のグリルマリネ

白茄子は数年前までかなり珍しかったが、最近はスーパーでも買えるようになった。とろみのある品種なのでグリル料理に向く。この日はシンプルにマリネに。
白茄子は１センチ弱ぐらいにスライスして塩を振ってしばらくおき、出て来た水分とアクをしっかり拭き取り、フライパンで両面こんがりと焼く。
それから刻んだにんにくとイタリアンパセリをふりかけながら容器に重ねて並べ、オリーブオイルをたっぷりかけて、浸透するまで数時間おく。冷蔵庫でも常温でも可。

これはオリーブオイルをたっぷり使うと喉越し滑らかでとても美味しい。常温でも美味しいが、この季節は冷やして食べるのをおすすめ。パンに挟んでも美味しい。

◆リーフとトマトのフェタチーズサラダ

もりもり食べられるサラダ野菜を、と思って直売所へ行ったらリーフ類が未入荷。やむなく袋詰めの取り合わせを買い、洗って水気を拭き取り、塩とオリーブオイル、すりにんにくで軽く調味。その上にスライスしたトマトをのせ、フェタチーズを砕いて散らした。
この時期はフェタチーズの塩気が美味しい。冬に食べるとややしょっぱく感じるが、汗をかく夏場は「やっぱりフェタチーズだなあ」と思う。

パンは買って来たバゲットと、酒粕ヨーグルト酵母で焼いた自家製。チャバタっぽくしたかったがやや発酵させ過ぎて、崩れた座布団みたいになってしまった。
酒粕ヨーグルト酵母は味が好みで何度か使っているが、グルテン形成よりも速い速度で発酵が進みがちなのが難点。暑い時期は冷蔵庫を使わないとすぐに発酵してしまう。パンももっと上手に焼けるようになりたいけれど、梅シーズンが落ち着いてからかな…。

ともかく、この日も美味しくできて満足！