【駅・コンビニでご当地🍙】#3 すすきの駅徒歩4分「名代にぎりめし」は札幌へ行くなら外せない24時間営業の名店
#3にして既に駅でもコンビニでもない専門店を取り上げてしまうが、北海道でここは絶対に!!外せない。地下鉄すすきの駅・豊水すすきの駅から徒歩5分程度、すすきの市場の西端にある24時間営業の「名代にぎりめし」さん。早朝の移動前も、飲んだ後の〆にも実に便利。季節や時間帯を問わず、いつ行ってもだいたい行列ができている。
人気の理由は24時間営業だけでは勿論ない。豊富なメニューは何度通っても飽きず、木枠で計量して握られたにぎりめしは大きくて具もどっさり、厚く香りの良い海苔でしっとりと巻かれている。さらに醤油握りか塩握りかを選べるので組み合わせはほぼ尽きることがない。・・・と言っても、通ううちに好みは自ずと定まって来る。これまで4~5回行き、私は一番人気の醤油握りのたらこバター(280円)かさばトロ(醤油握り限定、310円)をほぼ毎回購入している。他の品々にも惹かれるが、ここへ行くならやっぱりたらこバター食べたいな、さばトロもいいよね…となって結局買うことになる。それくらい、この2品は突出して美味しい。他では食べられない美味しさだなあと思う。
まずはたらこバター。見ただけでわかる、お醤油しみしみの艶やかな表面。ほかほかの状態で手渡され、あたたかいうちに頬張れば、醤油のしみたごはんと海苔の良い香りが真っ先にやって来る。それにたっぷりのたらこと混ざり合う、溶けかけたバターの芳醇な香り…!これがたまらないのだ。思わずうっとり。でもぼやぼやしているとバターがどんどん溶けるので、美味しいな、美味しいなと思いつつ食べ進み、あっという間に完食。
このバターの香りを存分に味わうためには、購入後できるだけ時間を置かずに食べるのをおすすめ。バターが一度溶け切るとごはんやたらこに馴染んで同化してしまい、それもそれで美味しいのだが香りは少々弱まってしまう。
さばトロも、成程これは醤油握り一択!と納得させられる。濃厚な鯖の脂、ざっくりとほぐされた、厚くて食べ応えある身を受け止める白米。それを一体化させ、なおかつ後口をさっぱりさせてくれるのが醤油なのだ。これも真似できそうでできないのは、やっぱり素材が違うからだろうな…。
他に買ったことがあるのは大好きな筋子(塩握り、確か400円)、たらこと大葉の混ぜご飯(330円)。やはり筋子はたっぷりで嬉しかった。混ぜご飯も美味しかったが、こちらのお店なら白米にぎりの方が私は好きかな。
最も最近、今年10月に行った時にはいつものたらこバターと初めて「クリームチーズ山わさび(塩握り、310円)」を買った。
飲んだ後に食べたからか、クリームチーズ山わさびは「何故今まで買わなかったのだろう?」と思うほど美味しかった。ふつうのわさびではなく白い山わさび(ホースラディッシュ)というのがまた良いのかも。この組み合わせはクラッカーやパンに合わせるのにも良さそう。
「にぎりめし」さんは具材の組み合わせが実に巧みだ。相性の良い具材を取り合わせるのみならず、量や味付けを程よい加減で合わせてくれるので、どれを食べても本当に美味しい。
北海道のお米は、秋田育ちの私の舌にはさっぱりめで、様々な具材に合う。特にこってりした具に殊の外合うので、たらこバターやさばトロなど、やや濃厚な具材を選ぶのがおすすめです。
書いていたらまた食べたくなって来た…。やはり北海道は美味しいものがいっぱいですね。次はいつ行けるかなあ。
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