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日本全国魅惑のローカル・郷土梅たち

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ひとくちに「梅(梅干し)」と言っても、その個性や味わいは育った地域や品種により驚くほど多彩。 梅仕事を始めて出会った全国のかわいいローカル梅(2024年1月現在自分で漬けた、食べ…
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#ふるさとを語ろう

秋田でもやはり杏は「梅」だった!能代市で重要証言と確証を得る~2024あきたのウメ実態調査③まとめ編

何故か始まってしまった秋田における梅調査3記事め、今回はこれでひと段落。前2回は以下ですので、未読の方は先にお読み頂けると嬉しいです。 人の記憶とは、時にあてにならないものだ。 能代市のある喫茶店のカウンターで、私はしみじみ感じていた。 それはこれを口にしたから。 何故喫茶店で恰も居酒屋のお通しの如く小皿で漬物が出されているか。 それは夫の伯母(義母の姉)の店だからで、同店にメニューは存在しない。行くといつも美味しいコーヒーを飲ませてくれ、居心地も良いのだが、近所の常連

2024あきたのウメ実態調査②秋田市編、市民の台所「秋田市民市場」と秋田の優良ローカルスーパー「せきや」で“あんず‘’の梅漬けと出会う

思いもよらず始まってしまった秋田におけるウメ実態調査、2日目は秋田市での観察結果について。 この日は秋田駅近くの秋田市民市場と、同市の義実家近くのスーパーへ買い物に行った際に梅商品も確認。 市場では主に漬物や佃煮を扱う店舗で「杏梅」の漬物を発見した。見る限り前日五城目で購入した八助梅とよく似た真っ赤な大粒の紫蘇漬けで、その他見掛けた梅商品は紀州南高梅の梅干し程度。地元の梅というとやはりここでも「杏梅」のようだった。 ただ、「杏梅」は特定の品種をさす言い方ではない。杏寄りの梅

「道の駅五城目」で「なにわ梅」の梅漬け発見、やはり八郎潟〜五城目(旧南秋地区)における“梅“とは杏なのか〜2024あきたのウメ実態調査①

先週木曜から土曜まで法事のため秋田に帰省。体温並みの気温が続き、夜も全く涼しくならない関東に比べればはるかに涼しいとは言え、秋田も暑かった。子供の頃とは暑さの質が違う。 到着日は一日自由だったのでレンタカーを借り、普段なかなか行けない〜行ったことのないエリアを巡った。 最初に向かったのは八郎潟〜五城目、井川町にかけての南秋田郡地区。昔は実家と同郡だったので小学校の頃は野球やミニバスの応援でよく連れて来られたが、私的に行くのは初めて。できれば五城目の朝市に行ってみたかったけれ

東北各地に分布する大きな杏梅の系譜~山形にもやはり巨大梅、庄内の「せつないほど酸っぱい」節田梅、庄内産豊後梅来る(山形産節田梅・豊後梅その1)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事(旧日付:2023年7月18日)に2024年5月時点での情報を(農水省の調査を最新版に)入れ替えた記事です。 本年ここまで以下3品種の大きな梅を入手し漬けて来た。( )内は主な産地及び取り寄せ元。 ・高田梅(福島県会津地方) ・八助(別名なにわ)梅(青森県・秋田県) ・おうみ梅(秋田県北部、詳細は謎) 「梅」と呼ばれてはいるが、八助とおうみは梅ではなく杏。おそらくそのためだろう、梅の品種や生育地を知りたくて参照

青森・秋田で漬けられる大きな大きな杏梅〜なにわ梅・おうみ梅と呼ばれる杏(八助梅・おうみ梅その1)※確認済

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月10日) ※なお、当記事において八助・おうみを取り違えている可能性がありましたが、確認したところ間違いありませんでした。お騒がせしました(2024年7月10日追記)。 東北、特に青森や秋田県の北部では、直径4~5cmにもなる大きな梅の実が梅漬けにされる。 この大きな梅の実を、青森では半割にして種を抜き、紫蘇で巻いて漬けることも多いようだ。…というか、梅と書いたがこれはれっき

室町期から大切に守られて来た希少梅・山形県寒河江市の谷沢梅来る(谷沢梅その1)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月7日) 谷沢梅の生梅、訳あり2.8kgを買った。 アンテナショップ「おいしい山形」で梅干しを買っただけではやはり満足できず…。 だって安かったから。でもとってもかわいい梅ちゃんです。買ってよかった。 谷沢梅は山形県寒河江市高松地区の集落で代々大切に守り育てられて来た、一説には室町時代以来400年の歴史を持つと言われる在来種の梅。集落の名前から「谷沢梅」と名付けられたそう

山形のブランド梅・谷沢梅(やさわうめ)の梅干しをアンテナショップで購入

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月26日) 谷沢梅の梅干しを買った。 谷沢梅の概要についてはこちらの過去記事で(おばこ梅の記事ですがそもそも谷沢梅が欲しかった)。 谷沢梅の生梅が買えないので(※後に収穫時期にはまだ早過ぎることに気付いた)おばこ梅を買って漬けているとは言え、その梅干しが美味しくなるにはまだまだ日数がかかる。 それにやはり谷沢梅の味に興味があったので、銀座にある山形県アンテナショップ「おいし