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日本全国魅惑のローカル梅たち

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ひとくちに「梅(梅干し)」と言ってもその個性や味わいは育った地域や品種により驚くほど多様。 梅仕事を始めて出会った全国のかわいいローカル梅(2024年1月現在自分で漬けた、食べた… もっと読む
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神奈川県の新品種「虎子姫」の梅干しを山北の直売所「とれたて山ちゃん」で購入

GWのドライブは山北方面へ。 私は山北町の道の駅とその近くの直売所「とれたて山ちゃん」が気に入っている。ラインナップがなかなかに個性的だからだ。特に「とれたて山ちゃん」。 山ちゃんはかなりコンパクトな規模の店舗だ。個人商店ぐらいの広さの中に、その時期採れる野菜や果物、この時期なら山菜や木の芽、筍等もとりどり並ぶ。今回は山椒の実と、内心期待していた茹でたけのこが買えた。うれしい! 青果系では柑橘系やキウイ等、やや酸っぱめの果物が充実し(何故か山北の果物は酸っぱい。酸っぱい好

伊勢原のJAあふり〜なで「山口さんの梅干し」を買う

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月23日) 週末、伊勢原のJA直売所「あふり〜な」へ行った。 我が家は週末にドライブを兼ねて野菜の買い出しに行くことが多い。伊勢原のJAはドライブ中にたまたま見掛け、翌週行ってみることに。 事前にサイトや口コミを確認すると「山口さんの梅干しがおすすめ」とのコメント発見。これは行かなくては!といそいそ向かった。 9時開店の数分前に到着。 既に並んでいる方が二十人くらい。多くの

皮が薄くてデリケート!フルーティーな橙高梅干し終わり(橙高梅その2・完成編)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月27日) 三日三晩干すと乾き過ぎるため、片面24時間×2を目安にしようと3日目の早朝に当たる今朝、橙高梅を引き上げた。 干す前の状態(ちょうど1ヶ月間塩漬けした)はこんな感じ。たっぷり梅酢が出て順調に漬かった。 干し上がりは、見た感じはふっくらと美味しそうだが、いくつか萎んでいるものがある。皮破れとまでは行かなくとも、目立たない小さな傷があったのかも知れない。 そんな

桃や和歌山みかんに似た香り漂うフルーティな希少梅、橙高梅来る(橙高梅その1)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月26日) 「橙高梅」という、初めて聞く種類の梅を買った。 購入したのは大阪のフルーツショップのメルカリ店。橙高梅は2年ぶりの出品になるそうだ。 橙高梅は和歌山県果樹試験場うめ研究所(みなべ町)で研究交配により誕生。2009年に品種登録されたが、県外持ち出し禁止なこともあってなかなか生産量が増えず(和歌山県内の農家の殆どは南高梅を育てているから)、市場に流通することは滅多に

美しい群馬の梅の天日干し完了&その後(品種不明・その2)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月20日) 関東地方の梅雨明けもようやく発表され、これまで塩漬けしてきた梅たちを大手を振って干している。品種不明の群馬の梅も、今朝で三日三晩の天日干しを終えた。 買った時から傷みのないとても綺麗な大粒の梅だったが、下漬け中も皮破れやカビ等のトラブルは一切なく、10%の低塩で漬けたにも拘らず、美しさを保って実に綺麗に漬かった。 天日干しにも同様のことが言え、過度な乾燥や皮破

群馬県産のおつとめ品青梅を漬ける(品種不明その1)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月20日) 渋谷へ出掛けた帰り、菊名駅の東急ストアに立ち寄った。 ここは割とお気に入りのスーパー。乗換駅ということもあってか、入口付近の便利な場所にお惣菜・お弁当コーナーが設置され、種類も豊富で買いやすい。疲れて立ち寄ることも多いので、ここで自分のためのお弁当を買うのはささやかな楽しみ。 それと、生産者直送の野菜コーナーも欠かさずチェック。やや珍しい野菜が並んでいることも多く

JA紀州「みかんこい梅」試食と梅酢の活用法

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年8月1日) ある日、観劇前に日比谷シャンテに立ち寄ると、出入口付近のイベントスペースが梅干しでいっぱいだった。梅専門店のポップアップショップらしく、全国の梅製品がある。欲しい品種や商品がないかチェックしていると、試食品をいただいた。それがこちら。 「みかんこい梅」。 黄色のテトラパッケージのみかん味、赤のトマト味の2種類があり、私がいただいたのはみかん味。JA紀州の商品のよう

ふるさと納税で紀州南高梅の「れーずん梅(レーズン入り完熟梅干し)」お取り寄せ

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月21日) 我が家はここ数年、割と積極的にふるさと納税を活用している。今年の返礼品を模索する中「れーずん梅」というのを見つけた。 ふるさと納税のポータルサイトで「梅干し」と検索すると、膨大な数の和歌山県自治体の南高梅がヒットする。その中でも異彩を放つ「れーずん梅」。 みかん果汁や果物のはちみつを使った梅干しは時々見るが、果実がそのまま一緒に入った品は他に類を見ない。しかも現

有楽町のアンテナショップで4県4品種の梅干し購入

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月28日) この日は日比谷に所用があり、少し早めに有楽町駅に着いて各県アンテナショップ巡りをした。目的は梅干し探し。 買ったのは右上から時計回りに ①紅さし梅(福井県):まろやかな酸っぱさが特徴。無印良品のねり梅にも使われている品種。 ②氷見いなづみ梅(富山県):氷見のローカル梅。富山県でローカル梅はあまり聞かないので、是非とも手にしてみたかった品種。うれしい。 ③越の

竜峡小梅の甘漬けと塩漬けその後〜砂糖を使った梅漬けにしわが寄る理由(竜峡小梅その2・完成編)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月5日) 6月19日に竜峡小梅を漬け始めて半月ほど経ったので、卵の殻を取り除き、ファスナー袋から保存容器へ移すことにした。 漬け材料が異なるため漬け汁の色も違うが、梅の状態も割と違う。 酢と砂糖を加えた方はややしわが寄り、塩だけで漬けた方は元の形よりも却ってふっくらして見える。 だがそれより問題なのは味。 甘漬け(酢・砂糖入)が、なんとも中途半端な味なのだ。甘さも塩気もど

長野県の竜峡小梅で塩漬けと甘漬けを仕込む(竜峡小梅その1)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月18日) もはや「また」と言わなくてもいいかな・・・という気もするが買いましたメルカリで。 最寄りのスーパーで買った小梅を漬けたら既に熟が進んでいたためカリカリにできなかった、という話は以前書いた。出来上がった小梅は夫が喜んで日々消費しているのだが、私は心残りを引きずっていた。採れたての青い小梅で、立派なカリカリ梅を漬けたい!!! そんな訳で新規購入。 小梅の産地長野県

梅味噌を漬けてみる(1ヶ月後、8ヶ月後の追記あり)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月21日) 梅を使った調味料はいろいろあるが、中でも梅味噌に興味があった。 種を漬け込む梅醤油はもとの醤油の味が出来上がりを決めそうな気がするけれど、味噌はよりバリエーションが広そう。 そんな中、きのう梅ボーイズさんのYouTubeチャンネルで梅味噌の作り方が紹介された。 手元の青梅を梅干し用に仕込んだ直後だったので「しまった!!」と思い、梅味噌用の青梅が欲しくなり、さっ

減塩で漬け、途中でカビて白っぽくなったおばこ梅の手当てとその後(おばこ梅その2・完成編&現在の後記)

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年7月20日) 青梅の状態で900g購入し、追熟させてから半量ずつ8%・10%で塩漬けしていたおばこ梅。室温が上がった時期にどうもカビそうな気配がした(梅酢が少~し濁り出している感じ)ので途中からワインセラーに移し、天日干し可能な「漬け始めから1ヶ月」が経過するのを待っていた。 すると満1ヶ月の当日から数日間晴天が見込める天気予報が出た。これは!と思って干し始めたところ、まる1

山形のブランド梅・谷沢梅(やさわうめ)の梅干しをアンテナショップで購入

※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月26日) 谷沢梅の梅干しを買った。 谷沢梅の概要についてはこちらの過去記事で(おばこ梅の記事ですがそもそも谷沢梅が欲しかった)。 谷沢梅の生梅が買えないので(※後に収穫時期にはまだ早過ぎることに気付いた)おばこ梅を買って漬けているとは言え、その梅干しが美味しくなるにはまだまだ日数がかかる。 それにやはり谷沢梅の味に興味があったので、銀座にある山形県アンテナショップ「おいし