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今週の週末ごはん

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主にワインに合わせて(ビールや酎ハイ・日本酒仕様も)ゆっくり楽しむ夫婦世帯の週末ごはん献立です。 各国料理、特にイタリア、ポルトガル、ギリシャ、トルコ、北欧辺りが多め。昔よく出張…
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#郷土料理

【今週の週末ごはん】#21 大好きなプーリアの郷土料理「チャンボット」、山形牛のミニステーキ、銚子港のこしょう鯛のカルパッチョを銚子のワイン「漁師は歌う」で

前投稿にチャンボットの名前を出したので、その週末ごはんのお話。 この日は千葉の道の駅を2箇所回って買い物をし、佐原で少し観光をしてから帰った。各々の道の駅で銚子の食材を買えたので、最近お気に入りの銚子のワインを飲むことにし、それになんとなく献立を合わせた。 ワインはこの「漁師は歌う」の赤。 銚子葡萄酒醸造所は昨年末に誕生したばかりのワイナリーで、立ち上げ時のクラウドファンディングで知り興味を抱いた。そのリターンで飲んだ白が気に入り、後にリリースされた赤も最近オンラインで購入

【今週の週末ごはん】#20 旬のいわしにアーモンドをたっぷり貼り付けカリッと「鰯のアーモンド焼き」、夏野菜たっぷりフラメンカエッグ、マッシュルームのデュクセルパスタ

久しぶりに胃腸の調子がよく、これまでよくつくっていた各国料理が食べたくなった。2月にひどい胃腸炎を患って以来久しぶり。嬉しい。 イタリアワインも久しぶりに飲んだ。 最初に決めたのは肉と魚の料理。 だいぶ前に買った鹿肉のミンチを使いたくて、ケバブをイメージしてややスパイシーなものに。一方でこれまた長く冷凍してしまった氷見の鰯(氷見いわしについては過去エントリで)も、ちょっとだけ目先を買えたものにしたかった。 ◆鹿肉のドルマ 脂身の少ない鹿肉ミンチは少々まとまり難いので、ス

【今週の週末ごはん】#19 我が愛しのマンボ巻き、米茄子の三色味噌田楽、信州大王イワナの昆布締めなど

「マンボ巻き」をご存知だろうか。 宮城県仙台市(社会人一、二年目に住んだ)及びその近郊では、筋子ときゅうりの細巻きがそう呼ばれる。由来は怪しい。昭和三十年代初め、巷でマンボが流行していた頃に誕生したので筋子の赤ときゅうりの緑がマンボカラーだからとか、食べた人があまりの美味しさに「ウ〜、マンボ!」と叫んだからとか(昭和期にはそんなことを言いたがるおじさん達が実際にいたのだ。昭和三十年代どころか、私が幼かった昭和の終わり頃にもまだいた)その二説がよく聞くところだが、真相は謎。

【今週の週末ごはん】#17 暑さに慣れない5月の体にうれしい沖縄ごはん、へちまの味噌炒め(ナーベーラーンブシー)、ゴーヤの梅ごま和えと打ち豆入り昆布イリチー

時々行くスーパーで、年2回ほど沖縄フェアが催される。オリオンビールや缶詰等を買うことが多いのだが、今回は例年のフェアでは見ない野菜が入荷していた。それは「へちま」! 私はへちまが割と好きである。「割と」と書くのは調理法が著しく限定されるからで、青臭さと泥っぽい癖のあるへちまは元来苦手だった。が、一昨年那覇市の「三笠食堂」で食べたナーベーラーンブシーが殊の外美味しく、是非家でもつくりたいと思った。青々とした新鮮なへちまが味噌とよく合い、とろっとした汁気がごはんにぴったり!体力

【今週の週末ごはん】#14 豊橋名物「菜飯田楽(菜飯と豆腐田楽の組み合わせ)」を豊橋の食材で

先週末は久しぶりに豊橋へ行っていた。 Bリーグ三遠のホームゲーム観戦が主目的。その際豊橋と豊川の直売所に寄ったので、連休後半は当地の食材を使って豊橋名物をつくった。 菜飯と豆腐田楽の組み合わせを「菜飯田楽」といい、東三河の名物とされている。専門店も何軒かあり、以前豊橋駅前の「いちょう」さんへ伺った。 あっさりした豆腐にこってりと深いこくのある八丁味噌、さっぱりしつつも味わい深い菜飯は、一見地味だが驚くほど相性が良い。組み合わせることで双方がより美味しく感じられる。引き立て