推薦入試の種類

さて、今回は大学入試における推薦入試の種類についておおまかに説明しようと思います。

学校推薦型選抜

・指定校推薦


 皆さんご存じの通り、受ければ基本的には受かるという素敵な入試です。(私立限定ですが)試験内容は面接や小論文などが多いです。

 仕組みとしては、その高校の現状、進学した生徒の現状などを加味して大学側から高校にオファーがくるというものです。そのため年によってあったりなかったりします。ただ、なくなると言うことは卒業生がなにかしらをやらかしている可能性が……(以前そのようなお断りの連絡がきたこともあります。恥ずかしい……)
ですので、
指定校推薦てどこの大学がありますか?
と言われてもオファーが出そろっていない状態では

いやー、わからないんですよ。

というしかないのです。隠しているわけでもないです。うかつなこと言ってトラブルになるのは避けたいですし。言えるのは
過去はどうだった
だけになります。

話を元に戻すと、オファーに応えて紹介するので受ければまず受かるのですが、そのためには大学が示している評定などの出願条件を満たし、学校での「選抜」をクリアーしなければなりません。
希望者を募り、成績を並べて誰を推薦するかを先生方が議論します。指導を受けまくっている者はそもそも論外です。
基本的には「評定」「出欠」を参考にすることが多いです。「評定」は高校時代どれだけ努力していたかの指標になります。「出欠」は大学生になりどれだけ出席するかの参考になります。いいかげんな者を推薦すると次年度から推薦枠がなくなり下の学年に迷惑をかけてしまいます。そのため結構慎重になります。

・公募推薦


これは一般的な推薦になります。国公立私立ともに大学側から全体に対して発表され、各学校から受験できる人数が決められています。指定校のように高確率で合格する訳ではなく、大学や学部学科によって人気の差があるため、合格確率は20~60%といったところでしょう。私立の場合は小論文やプレゼン、面接、筆記など多様な試験が課されています。先生方もすべて把握するのはむずかしいので、自分でのリサーチ必須ですね。
国公立は小論文などの試験を受けた後に共通テストの得点とで総合評価が多いです。推薦の試験が二次試験のかわりというイメージですね。

この入試も大学側からの受験資格、学内での選抜が行われますので、評定、出欠が大事です。

総合選抜型(旧AO)

AOから名前が変わっただけで内容はああり変化がありません。この方式は学校選抜ではないので出願資格さえ満たしていれば誰でも出願できます。学校の先生の許可もいらないので、自分の好きに出願できます。
ただ、「調査書」「志望理由書」「活動報告書」など先生方にお世話になることだらけなので、出願する前に相談することは必須です。志望理由書などの添削は先生方の善意なのでくれぐれも当たり前だと思わないようにしましょう。(かなり負担です。授業から帰ってきたら20人分置かれていたことも……)
合格率はその人によります。大学に自分を売り込むのですから、それだけの材料が自分にあることが大事です。
入学したら頑張ります!

そんな当たり前のこと言わなくていいです。
自分がどれだけその分野に関心があるか、そのために今まで何をしてきたか。それが大事です。この方式を考えている人は高校時代精力的に活動していることが必須ですね。自分のアピールポイントをつくりましょう。

ここまでざっくりと書いてきましたが、間違いがあってもご容赦ください。
ちなににどの推薦入試も調査書、志望理由書、自己推薦書などは必須になってくるので、受験の際にはなるべく早く先生方に相談してください。
推薦の指導、トテモタイヘンデス。

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