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人前で話す

先日とあるご縁で落語会を拝見させていただきました。
個人的には笑点とかは小さい頃からずっと見ていましたし、塾講師になってから話芸という点で少しだけ見ていたので、非常に楽しみにしていましたし、実際に見てみて本当に楽しかったです!

話し方は似ていく

人前で話すことを生業にしている方はおそらく自分自身の癖をしっかりと把握されていると感じます。
先日拝見した落語家さんは同じ門下だからか話の区切り方が同じでした。
おそらく習っていくうちに同じ言葉の区切り方になるのだろうと思います。
かくいう私にも師匠がおりまして、完全に話す時のトーンなどは師匠に似ています。(似せているわけでなく、勝手に似ていく。。。)
今回の落語会のお話は何よりも話の冒頭のつかみが絶妙でした。
最初で空気感を作ったなーという印象でした。
私のフィールドだと授業の最初をどのようにするかでその日の授業がどうなるかが決まるのと同じ感じでした。
おそらく演者の方の鉄板の話の持っていき方だったんだろうなーと推測しています。(あくまで推測です。)
ということは人前で話すことを生業にしている人はほぼほぼしっかり準備して話しているということになります。
それはどこでもやはりそうだと感じます。

武器の所持は複数持っておく

上記のように準備をしてから話しましょうというと若手の方は皆さん真面目なので、しっかり作り込んできてくれます。
ただ用意したものが必ずしもそのフィールドでフィットするとは限らないのが、現実です。
講師と生徒のニーズのギャップはよく出るなと感じます。
例えば講師は「叱咤激励をして火をつけたい」、でも生徒は「部活で疲れてそんな話聞きたくない」というようなギャップです。
一つしか準備していない講師はそこでニーズに合ってない話を展開し、生徒は聞いてくれません。おそらくその後の授業も聞いてくれていないでしょう。
なので私は話者はフィールドの空気感を掴める感覚は大事だと思いますし、どんな空気感でもそこに合わせた形に変化させられる人が強いなと感じています。
もしくはフィールドがどんな空気感でも自分の領域に持っていける人が支持されてる印象です。
(たまにいらっしゃいます。)
なので何かを話したいなという場合には話題を複数個用意しておくことをお勧めしています。瞬時に組み替えられる方はその限りではありませんが、そうゆう人は常にそのようなことをしっかり考えており、柔軟に対応できる人だなーと思います。

沈黙をどう感じるか

若手の頃は沈黙が大嫌いでした。
今は沈黙が来たら「響く言葉を差し込めるチャンス」と思っています。
落語を聞いていてもやはり「間」の取り方が効いてるなーと感じる場面もありますし、間で惹きつけているなと感じました。
塾講師歴が長い人でも「間」を操れない人は多いです。
生徒に考えてもらいたいのに喋りまくっている講師を見ると勿体無いなーと感じます。
せっかく考えているのに話している人が望んでないのに答えをバンバン言ってくることはあまり良いことではありません。
メンバー同士の1on1などでもそうだと思います。
沈黙をコントロールするだけの経験は人前で話すことを生業にしている人は必須だなと感じています。

目の前に人がいると緊張する

若かりし頃はすぐ緊張して顔が真っ赤になった記憶があります。
大勢の前で話すと緊張して頭から言いたいことが飛ぶという方も多くいます。
私も流石に300人ぐらいの前で司会的な感じのことをやると緊張しましたが、逆に人が多いすぎると相手の表情も見えないので、話しやすいです。
相手のことを考えすぎると緊張してしまうかもしれません。
私だけのお話になると「対面で一対一」の方が緊張します。
ただ特定のシチュエーションの時だけです。
生徒さんの学習面談や進路面談→余裕です!できないと困りますwww
保護者さんの面談→余裕です!これもできないと困りますwww

なぜか若い子(おっさんか?)10代後半〜20代前半とお話するのはかなり骨が折れます。
なぜかはわからないんですが。。。
嫌いとかでもなく。。。
若さでキラキラしているのが眩しいのかもしれません。。。

なので、人それぞれ得手、不得手がありますから多くの人の前で話すの苦手!って思っててもそれも普通だよなと感じてもらえればいいなと思います。

お読みいただき、ありがとうございました!

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