193、虹
なんだかなー。ひとって、そのときどきによって、変わってくるものですね。
それまで、信じていたものが、信じられなくなったりします。疑いだしたりしてしまいます。
自分が変わってしまったことにも、気付かずに。
そういうときは、それを切り捨ててしまえばいいのでしょうか?
いっそうのこと、切り捨ててしまえば、そのときは楽でしょうね。でも、後から後悔してしまいます。
せめて、つながりだけでも、持っておけば良かった、と。
だから、そのときは面倒でも、切り捨てるのはやめておきましょう。そのときは、自分が間違っているのかさえ、わからないからです。
いつも、教えてくれるひとがそばにいてくれれば、問題はないのですが、教えてくれるひとなんて、年を重ねるたびに減ってきます。
誰も教えてくれなくなってくるのです。
自分の判断なんて、あてにならないもの。
自分一人なんて、ちっぽけなものです。
だから、置いておくだけ、置いておくのです。ほんとうに、必要のない、自分に害を与えるものだ、と判断した場合は、仕方ありません。これ以上、続けられない、と思ったら、捨ててもいいですが、でも、誰も教えてくれないなら、残しておくのも良いかも知れません。いつか、自分に冷静な判断ができるときまで、待ちましょう。
虹が見えるかも知れませんから。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?