204、流行り病 その2

ひまだ。熱で頭の働きも悪いし、水曜日、姉に遊びにつれてってー、と言うと、やだ！と断られた。

7日間ちょうどまで経たないと、ひとにうつる可能性があるらしい。そんなー。うちで寝るだけ寝て、治ったら、さっさと仕事いけだなんて。
せめて、一日くらい、自由にできる休みが欲しかった。そのための、お盆休みなのに。

でも、これは、母の仕業かも知れないと考えると納得がいったりするものだ。母が、お盆休み、あんた、怠けてたら、太る一方え！と、病気をけしかけてきたのかもしれない。
母は、亡くなったあと、ことあるごとに、何か、ぼくが怠けることがあると、病気をしかけてくる。
肛門におできができて、肛門科に通ったときもある。
しかし、考えてみると、あれも、あの時、ぼくがジョギングをサボるようになってたからかも知れない。
まあ、そんなこともないだろうが、そう結論づけると、腹も立たない。
母ちゃんらしいや！と。

今度の休みも、怠けてばかりで動かなくなって、体重がどっさりのるのではないか、という心配があった。

母ちゃんが動きだしたのだ！

そうだ！そうに違いない。

おかげさまで、いまのところ、体重は増えていない。むしろ、少し、痩せたくらいだ。

ということにしておいて、今度の病気も、結局、母ちゃんが怠けるな！と与えたものと、思っておきますかい。