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香月のスピリチュアル歴

スピリチュアル歴ってなんだ?

「スピリチュアル」ってなんだか怪しい響きだ。
壺でも買わされそうな感じがする。

香月は以下のように定義している。

「思考パターンや内面化した価値観・信念」
より一般的に言えば、
「その人の『ある時点における』物事に対する解釈」
である。

日本人であれば、まずその人が育った家庭での親子関係を、世界のすべてだと捉える。その後、家族以外の人との関係性もその親子関係を模倣するように育んでいく。

そのパターンは、学校の先生を「お母さん」と読んでしまったり、大人になっても上司を「お父さん」と読んでしまったりするところに、確認することもできるだろう。

しかし、親以外の人は、当然ながら親ではなく、社会経験(学校も含む)の中で、他人との関係性は修正が行われていく。
特に大きな出来事は、交際経験であろう。
ここでは、親子のパターンを基盤としながら、男女としての別の見方が加わる。
なお、ここでも男女とは、生物学的な男女よりは、神話的意味での男女像である。

とまあ、こんな感じで、物事の見方は変容していく。
この思考パターンは、抽象化すると「神話」と呼ばれ、世界中で作られてきた。
而して、道徳や倫理との結びつきとも、強くなる。
だから、人々の価値観は「スピリチュアル」的であると言えるだろう。

幼少期

香月は3歳のときに、父親が他界している。
よって、香月の記憶に一緒に暮らした父親像はない。

香月の最初の記憶は、父親の火葬シーンである。
火葬場で親戚たちがいて、その次はみんなで中華を食べに行った記憶がある。
記憶の中では、悲しい感じはない。

父親のいない生活が基本だと捉えて過ごしていた。

小学生時代

小学生時代は空想が好きな子供だった。
そのことは、大量の本を読んでいたことに表れている。
小学校にあった本はほとんど全て読んだだろうか。
教育上よろしいものごとについての価値観は、すべからく内面化された。

中学生時代

この時期は、ほとんど本を読んだ記憶がない。
部活と学校の勉強をずっとしていた。
今思えば、良くもまあ、あんなに勉強できたものだ。
進学校に通っていたので、とても学習進度が早かったし、あたしく習うことを吸収できたものだ。
いま思えば、素晴らしすぎる。

高校生時代

この時期、自己啓発書にハマる。
なんだか、自分の中でも歯車の歪みを感じ始めていて、それに適応できなかった時代だ。
自己啓発書は面白くはないが、新しい世界だったので、夢中になった記憶がある。

大学生時代

この時期はあまり本を読んだ記憶はない。
だが専攻は英文学だった。
なんやかんや迷ったあげく、基本線は人文系の学問をやってみたい気持ちはずっとあった。
現在は、人文系に飽きているつもりでいるが、こうして物書き的なことをしている行為の中に、創作意欲が表れているのかもしれない。
しかしながら、分析行為などせずに、もっと面白い物語を書く作家にでもなっているはずだったのだがなぁ。

現在

24歳ごろから断捨離にハマる。
そのころから原始仏教とかヨガとか、東洋思想に関心を覚え始める。

そういえば歴史的にみると、
西洋はキリスト教とイスラーム教を中心に国が分かれたりくっついたりを繰り返しているのに対して、
東洋は中国を中心にしている点が面白いなぁ。
中国は思想とか宗教的には中心ではないのに、国力的に強いもんなぁ。

むしろ、地政学的に分析するならば、
中国が強かったというよりは、中国圏を押さえた勢力が東洋で覇権を握りやすいという構造なのかもしれないなぁ。
別に漢民族がずっと強かったわけでもなく、騎馬民族とか色々な外からやってきた勢力が中国を入れ替わり立ち代わり支配している歴史があるもんなぁ。

もしかすると、香月のような日本育ちは「中国民族強い」と思いがちな傾向があるのかもしれない。
日本は天皇が1500年くらいいるので、その土地が色々な民族に支配されてきた、ということが思いつきづらいのかもしれない。
民族的に考えるよりも、より科学的に汎用性のある地政学的分析の方が、本質的だと思われる。
しかし、神話とは、スピリチュアル的とは、客観的に捉えるのではなく、むしろ主観的に物事を捉える思考方法だ。
ある文脈を用意して、その大きな物語の枠内で、すべての物事を捉えることが、神話なのだ。
よく分からんことは、マジカルパワーで起こったことにすればOKなのだ。

それはともかく、東洋思想の中心は、よっぱインドとかなのかぁ。

将来

香月は物語創作と分析的思考のミックスに面白さがある気がしてきたな。
今はどちらの思考も暴れている感じがする。
調和的になっていけば、香月自身も落ち着いていく気がする。
そのときは、おそらく頭の中でなんとかしようとしているときではない。
子供が生まれたり、ライフイベントによってそうなっていく気がする。

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