朝の10分作文✏️映画館のたのしみ・予告番組

　これがキライという人もいる。
本編まで20分近くも見せられて
イライラするという。
　私は好きで、
むしろ予告がなくて
即本編の上映だと
ちょっぴりがっかりする。

　ホラー映画の宣伝で
恐れおののき、
アクション映画の予告では
度肝を抜かれ
（そして見どころは
これで全部なんだろうなと
勝手に決めつけ）、
好みのものが告知されれば
次はこれを見に来よう！と、
予告番組を見ながら
いろいろ考えるのも
映画館で映画を見る楽しみとして
捉えている。

　ところが
いけない予告番組もある。
動物が出てくる感動モノの映画の
宣伝である。
　たいていラストは
お別れか、死んじゃうパターンと
決めつけて、
うるうるにとどまらず、
予告編で十分に泣ける。

　お涙頂戴映画の告知の直後に
見に行った映画の本編がはじまってしまうと
視界が涙でぼやけているし
気持ちがそちらに持って行かれているので
大変困る。
　たかが告知。されど告知。
本編へとつなぐ流れが大切で
私はこれがとても好きだ。

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