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朝の十分作文✏️猫の佃煮

 高校生の頃の話し。
犬の散歩中に
猫を2匹拾った。
子猫だった。
家には既に年老いた
猫が一匹おり
目も不自由な事からか
新猫は受け入れなかった。

 さて困った。
親が病院に連れていき
病気のチェックや
予防接種をしてくれ
里親探し。

 学校で早速
売り込みをした。
「かわいい黒猫
いらんかね〜」

 休み時間に
クラスメイトを
訪ねて回る。
 その時、
古文の授業の後だったので
先生にも尋ねた。
「先生、猫飼いませんか。」

 すると先生は
「猫は佃煮にするほどいるから
いらない!」
とおっしゃられた。
その場のみんなで
「佃煮〜!!!!!」と言って
笑った。

 流石、日本語の先生。
変わった、
一発で、納得する
「いらぬ!」という理由を
表現をなさる、と思った。

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