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昼の十分作文✏️天秤

先輩の兄上の家の
お猫様の話し。

幼少の兄弟猫を2匹
保護団体から
家族に迎え入れた
夫妻。

眼病の治療のため
獣医さんから処方された目薬を
奥様が2匹に
注していたのだが。

兄猫は普通に奥様に
懐いたものの、
弟猫の方は
決して奥様に
心を許していないそう。

広いひろいお家の中、
隠れていて姿を見せないという
徹底ぶり。
旦那様のほうには
よく懐いているらしい。

相手のためにした行為が
相手にとって
「よいこと」とは
決して限らない。

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別に聞いた話しだが、寒冷地にて
はだか同然で暮らす民族に、
宣教師がよかれと思って
衣類を提供したが、
返って病原菌が民族の体内で
はびこったために
その民族が全滅してしまった
という悲劇があるそう。

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弟猫にとっては
目薬が良いものではあっても、
目薬を注される恐怖心や不快感が
トラウマになるくらい
いやだったのだろう。

バランスをとるという事は
なんと難しいことか。

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