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朝の十分作文✏️熱いぜ五右衛門

今の住まいに越してきた初日。
近所に銭湯があることを
確認していたので
そちらにお邪魔した。

空いているお湯屋さん。
体を洗って
いざ入浴!
ギャース!!あっぢい!!

浸けてすぐ上げた
足先が真っ赤。

そんな湯船が
一つっきりの銭湯に、
お肌のおうつくしいおばあさんが
自ら釜茹でになっておられる。

「よく入っていられますね!
初めて来たのですが
いつもこんなに熱いのですか」
と話しかけてみる。

目下修行中の彼女は
「いつも、もっと熱いか
ぬるいかのどちらかだ」
悟りの境地から
おっしゃられる。

もっと熱い!!

一体なんの罰ゲームで
自ら苦行を!?
いやぬるかったら
帰る時冷えてしまうではないか。

この銭湯の湯船に
蛇口はついていない。
ゆえに温度調節は
客にはできない。

洗い場のシャワーを
引っ張れば出来ないこともないが。

せっかく
歩いてすぐの場所に
でっかいお風呂があると言うのに
使えない無念さよ。

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