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6月の日誌



2024年6月1日(土) #旅 からはじまる6月の日誌

 今月は静岡へ旅行することになっているので、その前夜祭的な記事から、今月の日誌はスタートしたいと思います。明日旅立つわけではないけれども。

 静岡ソングを2つご紹介したいと思います。

 まず1つは、ご存じ石川さゆりさん「天城越え」です。伊豆半島の地図を見ていたら、「天城峠」と書いてあるのを見て、遠い記憶を思いました。

 「ああ!幼馴染のお母さんがカラオケで歌っていた、あの『天城越え』の天城峠ね!?」

 早速Spotifyで聴いてみました。

 Spotifyは歌詞が出てきます。

 曲の導入部分に時代を感じながら歌詞を見ていました。

隠しきれない 移り香が
いつしかあなたに しみついた
誰かに盗られる くらいなら
あなたを殺して いいですか

「天城越え」唄:石川さゆり
作詞:吉岡治 作曲:弦哲也

 「あなたを殺して いいですか!?」
 物騒!!😆

 他にも、「刺さったままの割れガラス」とか痛い表現があって、ままならないひっ迫した、とあるペアの状況が目に浮かびます。

 聴いていたら、浄蓮の滝やら寒天橋が気になってきました。

 美女・石川さゆりさんの、すごいこぶしを真似しつつ、何回か歌って楽しみました。

 静岡行きが盛り上がってまいりましたところで
本日の静岡ソング2曲目を紹介いたしましょう。

 2曲目は柳家睦さんとラットボーンズさん「そして熱海秘宝館」です。

 この曲は、昨年、私の好きなラジオinterFMのThe Dave Fromm Show の中で、古川タロヲさんが、リスナーさんのお話しの流れでかけてくださった曲で、その時に知りました。

 リスナーさんからの投稿がまた楽しくて、家族で熱海旅行に行こうとなり、最初はどこでも良いと言っていた母親が、急に、八幡山をロープウェイで登ってみたいと言い出したが、そこには秘宝館があることを知っているリスナーさんは、大慌てで、無理な理由をひねり出して、八幡山行きを阻止したと言うエピソードでした。🤭

 それを受けての絶妙なタロヲさんの選曲です。

 これも昭和を感じるテイストで最初から何かありそうなイントロと歌詞で始まります。

 柳家さんの野太い声で、ヒロインの目線で終始歌い上げるので、それもまたギャップがおもしろいのです。☺️

プレイボーイな あなたとふたりで〜
ひみつの恋だから 熱海に来たのよ〜
孤独に浮かぶ 初島の明かり
古い男ね あゝ 湯の煙(?聞き間違えているかも)

港に車停めて 見上げれば
カモメが おいで おいでと

※燃えて 熱い 海と書いて
ああ熱海〜 (ハ〜ドッコイ!)秘宝館〜

愛は 背中 合わせの〜
おべべ 綱渡り〜 

※繰り返し

柳家睦とラットボーンズ「そして熱海秘宝館」

 歌詞だけでも楽しいでしょう。😆歌をぜひ聴いていただきたいです。もっとおもしろいから。そして絶対、「は〜どっこい!」とか「ウォンチュウ!」と言いたくなること必至でしょう。

 Spotifyにも、ネット上にも歌詞が載っておりませんでしたので、リスニングして一部を書き出しましたが、間違っているかもしれません。

 こんな素敵な曲が2曲もある静岡。ますます楽しみになってきました静岡旅。
静岡って、のっぴきならない事情がある二人が行く所なんでしょうか?おわり

2024年6月2日(日) #静岡 の農産物

 昨日は静岡が舞台のお歌を2曲あげました。今日は静岡の特産品を2つご紹介いたします!

 1つ目は土肥といという西伊豆で採れる白枇杷です。ふつうの枇杷より白っぽく、大変甘くて美味であるそうです。
 収穫時期は5月下旬から6月上旬(中旬)までとのこと。実が非常に傷つきやすいので流通に乗せるのがむつかしく、これは「現地で食すべし」な、希少なフルーツです。

白くてずんぐり

 お写真を見ると、ずんぐりとして丸い。そして本当に白っぽい!枇杷はですね、とても我々の体を健康にしてくれる植物だそうです。これはnoteでもご活躍されているドクター中村篤史先生が昨年、記事にされておりました事と、2カ月前から動画やnoteを視聴させていただいている、soraさんが教えてくださった事で知りました。

 アフターコロナで今後ますます注目されるであろう枇杷。ただ、健康療法には実ではなく、葉っぱやタネを使うのですが。
 タネが必要なら言ってくだされば、私が全て果肉をおいしくいただきましょう。遠慮せずおっしゃって。😋

 その珍しい白い枇杷は土肥特産市ありがとうで買えるそうです。

土肥は伊豆の西側。清水港や沼津港からフェリーでも行けます。

 2つ目はぐり茶です。ご存知の方はいらっしゃいますか。こちらもあまり生産が多くなく、県外にはもっぱら出回らない緑茶となっております。見つけたとしても、鹿児島などで作られるものと伊豆のものとのブレンドタイプです。100%静岡県産のぐり茶は現地で買うか、ネット注文になります。

 ぐり茶の作り方は、「蒸して、ぐりぐりと葉を手のひらで押し転がすようにして、葉っぱがぐりぐりとねじれた茶葉に仕上がるので、ぐり茶と呼ばれるようになった」と、以前静岡のお土産屋さんで教えていただきました。玉緑茶という種類になります。甘くて美味しいのです。

 静岡のお土産を調べていると、ぐり茶を使ったプリンやアイスがあるようです。ペットボトル飲料もあるようです。おいしいものは、現地の人と、その場を訪れた人のみが楽しめる。

 茶葉のお土産は、うすっぺたくてかさばらないし、お茶が好きな人なら喜ばれること間違いなし。日持ちもするので、お茶っぱのお土産は個人的におすすめです。

ぐり茶の杉山さまのネットショップからお写真を拝借いたしました。
ぐりぐりした茶葉でしょう?☺️

 以上、静岡、というか伊豆特産品のご紹介でした。😆
気になるものはありましたか。
 おまけに枇杷の力を借りて健康になろう!の参考です。💪

2024年6月20日(木) 静岡の #小説

 今月終わりそうです。テヘペロ。旅行も行ってきてしまいましたので、前夜祭的な文がたったの2日。そしてここから後夜祭からもウンと時間が経っておりますので、ただの静岡ファンの文となりますです。

 今日は静岡が舞台の小説を2ツ。

1つ目は『しろばんば』です。井上靖さんの幼少期の思い出をもとに描かれた小説で、この作品は3部作の最初の物語です。『しろばんば』は井上少年が、ちびっこの時のお話しで、それから続く『夏草冬濤』はと『北の海』は徐々に学年が上がっていき文学不良少年と関わる話しも楽しめます。

 高校生の頃に『しろばんば』を読み、一番読んでいて楽しかったのは、『しろばんば』でした。曽祖父のお妾さんのおぬい婆さんに人質的に育ててもらったという井上さん。衝撃的でした。川のある風景や道の描写がきれいだったのを覚えておりますが、ほぼ覚えておりません。

 明記しておりませんでしたが、今回は伊豆を旅するので、伊豆地図を見ていたのです。初日にご紹介した石川さゆりさんの『天城越え』のルートを眺めていると、「井上靖の生家」や「井上邸跡地」などが、湯ヶ島という地域にあるではありませんか。

 読んだことは覚えている。好きだった、とか、読みきれはしたが、つまらなかったという感想しか覚えていない脳みそを持っている私です。
 井上靖さんが育って、あの『しろばんば』の舞台になったのは、伊豆のここだったか〜!!と感慨深かった。
 高校生の頃に読んだ時、土地を意識しないでよく読んだものだと呆れもれしつつ、そうかここがあの小説の「会場」であったかとしみじみ思う。

 ここに行きたい。だが、これに気がついた時には訪問する場所を決めており、時間的にきびしいこともあるし、どうせならばきっちり『しろばんば』を読み返してから湯ヶ島へ行って空気を味わいたい。なので今回はお預けとなったけれども、そんなに時間を空けずまた馳せ参じたいと思っています。

利用した伊豆ドリームパスのリーフレット。湯ヶ島は伊豆の真ん中上。

 2つ目は尾崎紅葉さんの作品で『金色夜叉』です。熱海の海岸で、あるカップルが訣別するところからはじまる物語です。

 ヒロインお宮が、いいなずけの貧乏学生との約束を貧しさから反故にして、美貌を買われて資産家に嫁ぐ事を決めてしまいます。その学生さんである貫一が、夜の熱海の海岸でお宮から話しを聞いて失望し、ゆっくり話しを聞いてもらいたいお宮は激怒する貫一に取りすがるも、貫一はお宮をけっとばす。

「くわんいつさああああん!!!!」

とおいおい泣くお宮をおいて、貫一は去って行きます。ここから貫一は学業も捨て、お宮を奪った金の亡者として、金貸しの鬼と化してゆくお話しです。

 貫一がお宮をけったぐるこのシーンの銅像が熱海の海岸にあり、昨年の夏にこの小説を読んだばかりの身。記憶がフレッシュなうちに、ぜひこの像が見たかった。次の電車に乗れるか否かというタイムスケジュールではあったものの、強行して見られました。

早朝につき逆光です。
作者紹介
現場の様子。垣根の向こうは駐車場で、それを越える歩道橋を渡ると、熱海の海が広がっております。
「この像は暴力を肯定するものではありません。」小説読んでね〜のエクスキューズ。

 この小説を読んで、どうにかならなかったものか、と出来上がった小説に対して無意味にしんみりした記憶があります。

 海岸にて、けっとばされているお宮さんに想いを馳せる。

 でもさ、お宮さんよ。有事に蹴っとばすような男だよ、貫一はさ。そんなお別れの仕方だったなら、情を捨て去って、振り切って資産家との結婚ライフに謳歌したらよかったのではないか。と、熱海の別れから鬱状態になっていったお宮に私は言いたい。

 朝早くて観光しているのは私くらいだったのですが、途中でバイカーのおじさん二人がやって来て、各々この像の写真を撮っておりました。

楽しそうにされていたので、「お二人の写真、お撮りしましょうか」と声を掛けたところ

「いえ、そういう仲じゃないので!!」

と断られました。。
カップルとか思ってないよわたし。
カップルだったとしてもいいじゃないか。
ただの記念写真だよっ。
南無三。

海岸横の散歩道はジャカランダが満開でした。
カスカイスはポルトガルの市だそうです。
指定のゴミ袋を作ることの是非は置いて、熱海のゴミ袋かわいい。
"現場"付近のマンホールはカラフル。
海岸を一望できる宿エリアのマンホールも落ち着きのあるかわいさ。


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