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加害者と言われ続ける地域 悪いのは誰だ

【商店街と秋芳洞】

先日、秋芳洞商店会の掃除で川の中の草を刈り、道にあげていた。水が切れていたので集めて捨てに行こうと思い1人で作業をしていた。通りで作業をしていると観光客の話し声が耳に入ってきた。

「これしか歩いてないなら、店開けてても電気代も出ないし、人件費も出ない。閉めているのもわかるね」

とのこと。まず思ったことは、シーズンオフに来て・・・だった。夏休みなどに来た人からは、
「こんなに多いんですね」

と言われるが、悪い情報の方がよく回るので、シーズンオフの人通りの方が話題になってしまうだろう。悔しい。

そしてもう一つ思い出すことがある。特に市内で耳にするのだが、
「秋芳洞に観光客が減ったのは商店街のせいだ。商店街があれではねぇ。」
と言うもの。

加害者:商店街・被害者:秋芳洞

と言う構図で語られる。
確かに後継者不足だったり高齢化で、うまく新しいことが取り入れられなかったりしている。悪い部分も多々あるのは事実の上、そう思いたい人に変に反発しても平行線なので、聞いた時にも波風立つことは言わないようにしている。
私はどちらのせいだとは思っていない。商店街の突き当たりが秋芳洞という立地条件は通常の商店街と違うので、両輪として発展していくべき。今はどちらにも少なからず問題がある。また、新幹線の開通が入洞のピークとなっていたり、修学旅行の移動手段に飛行機が加わって修学旅行が減ったりなど、減少には外的要因も多く含まれている。

改善点や問題は様々あるので、思いついたものは文章にしていこうとは思っている。

写真は秋芳洞、コロナ禍秋芳洞休業の商店街、そして今回の作業風景。

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