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本当の愛を生きるなら自分の本音を大事にしなきゃ。


私から連絡をよこさないから
彼の方から連絡がくる

「今度ご飯にいこうよ、いつなら大丈夫なの?」

といった具合に。


それでも私は「そうだね、行きたいね」
ってほどの返事しか返さない。

空気が読めないわけじゃない
あんなにご馳走になり続けたというのに
あんなに楽しい時間を過ごしたというのに
私は彼との会話を空に放ったまま、眺めたまま何もしないでいる。

だって、ちゃんとホントウに返事をしたら可哀想


言わなくていいことってある
そうなのかな、、と相手に確信がないまま明らかにしなくていいこともあるから。

あんなに愛し合ったけど
あんなに笑い合ったけど
あんなに可愛かったけど

今はもう、そんな風になれない


自分が、自分らしく
自分の本音の通りに生きることで
傷ついたりする人がいる

ちゃんと生きるって案外残酷だし
本音を通すって結構苦しい

自分が傷ついた側の立場を経験したことがあるのなら尚更だ。


だからってそこで怯んではいけないと私は敢えて心にけしかける

誰かを傷つけたくないからって
申し訳ないから、悲しませたくないからって引っ込めてはならないのだ

だってこの私の限りある時間の命だって
誰かの大切な時間と同じくらい、同等に尊くて貴重なものなのだから。


きっとお互いさまにその時、私たちは「適当」で「ちょうどいい」巡り合わせだったのだ

きっとお互いにその時、足りないものを持ち寄りながら埋め合って凌いでいたのだと思うから

急な雨に降られて駆け込んだカフェで居合わせた者同士だっただけ
雨があがったら、私たちは自分の目的地に向かう為「それでは私はそろそろ行きますね」と言ってお別れするしかないのだと。  

席を立つ時に言う言葉は

「さようなら」


ではなく、


「ありがとう、お元気で」


がきっと相応しい。

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