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モラ夫との「別居」について。離婚を有利に進めるためのポイントも解説します!


どうも、古谷です。


今回は、


・モラニゲを成功させる上で
非常に重要な「別居」



について解説をしていきたいと思います。




通常の離婚パターンであれば、

・夫婦で話し合って

・合意の上で離婚する


ことがほとんどなので、



なんでわざわざ別居…?

と思われる方も
いらっしゃるかもしれません。



ただ、モラハラ離婚というのは

一般的な離婚とは
進め方がかなり異なってくる
のです。



もし準備やダンドリを
誤ってしまうと、


長い場合には3~5年ほどの
時間が掛かってしまう場合もあるので…



できればそうした事態は
避けたいですよね?


✅モラハラ離婚をスピーディに終わらせる

✅有利な条件で離婚を終わらせる


ためにも、

「別居」というのは
非常に大切なフェーズになります。




それに、

別居ができればひとまずは
モラ夫からの攻撃も無くなります。




気配に怯えるでもなく、

常に機嫌を伺うでもなく、


あなたらしい生活を
取り戻していく
ための
誇りある第一歩にもなるでしょう。




本記事では、

別居に関して

よくある疑問点や
上手く進めるコツ
なども含めて

解説をしておりますので、



ぜひ最後まで目を通して
知識を身に着けていってください◎






◆モラ夫と別居をするメリット


①婚姻費用を請求できる



モラハラ夫と別居する
メリットのうち1つは、


【婚姻費用】を請求できる


という点です。


婚姻費用とは、


「婚姻関係にある夫婦で分担する
家族のための生活費」



のことを指します。



つまりは、
モラ夫と別居した場合でも

婚姻関係にある限りは


”あなたと子供分の生活費を出す”


ことはモラ夫側の
義務となっているという訳です。




ちなみに、離婚した”あと”に
モラ夫が払う「養育費」というのは


”子供のためのお金”


になるので、




一般的には

婚姻費用>>養育費


という値段の高低差になる事が
ほとんどなんですね。




そのため、

モラ夫側からすると


・離婚を拒否して婚姻費用を払い続けるよりも

・早めに離婚して養育費をはらう方に切り替えた方が



負担する額が結果的に少なくて済む
ということにも繋がるのです。



これは、

モラハラ離婚を早く終わらせるための
説得材料の1つにもなりますよね。




婚姻費用自体は、

別居してからすぐにでも
請求できる
ので、



できれば弁護士さんにも
介入してもらった上で

本気の姿勢を見せながら
請求をしていくことが
望ましいと言えます。




ちなみに、

別居先として「実家」を活用できない
場合はもちろんのこと、


「実家を活用できる」場合においても
婚姻費用の請求は可能です。




ぜひ、

モラ夫との離婚を
「早く」「有利に」進めるのに
とても重要な項目なので、


しっかりと請求を行っていきましょう。





②モラ夫と直接やり取りをしないで済む



冒頭でも述べましたが、

とりあえず別居ができれば

「モラハラ夫と同じ空間にいる」
苦しみからは解放されます。



怒鳴られたり
否定されたり
詰められたり
では、


正常な判断や思考も
難しくなってしまうので、


落ち着いて
モラ夫との離婚を進めていく上でも

別居は非常に大切になりますね。




1つ注意点としては、


別居をするとほぼ間違いなく
モラ夫側から



「頼むから戻ってきてくれ」

「俺から子供を引き離すのか」

「何か悪かったなら言ってくれ」



そして

『とりあえず1回会って話さないか?』


というロミオLINEが来ます。



特に「会ってくれ」という旨の
お願いには、


”絶対に”応じないようにしてください。



そもそも、


モラハラというのは

・家庭という閉鎖空間内で

・相手が逃げられない&周りにバレない状態で

・圧を掛けたり嫌がらせをしたりして


相手をコントロールしようとする
行為のことを指します。



なのでモラ夫の「会わないか?」
という連絡は、


まさに


”自分の土俵に引きずり戻す”


ためのトラップでしかないのです。




お涙頂戴なロミオLINEで
連れ戻した上で、

・モラハラなんてしてない

・むしろお前に悪い部分があった

・お前は最低のことをしている


などと暴論を振りかざして
「被害者の加害者化」を図るのが彼らの
常套手段なのです。




話が通じない、

認知が歪んでいるからこそ


「距離を置いた上で」やり取りをする。



これが非常に大切です。



モラハラの証拠さえ
押さえて別居すれば、


モラ夫がどうわめき散らかそうと

全部無視して「事実ベース」だけの
コミュニケーションを取ればいい訳ですからね。



弁護士さんに依頼する場合でも
調停委員さんを挟む場合にも


「事実」こそがものを言います。



モラ夫の暴論なんて、

家の外に出れば一切通用しなくなりますから。




やったやってない、

どっちが悪いそっちが悪い、



こういった水掛け論を
モラ夫とするのは時間のムダです。




事実だけを押さえた上で、

・圧をかけられたり
・言いくるめられたり
をされないよう「別居」をして、


冷静にモラハラ離婚を進めていきましょう◎






◆でもやっぱり、別居は大げさでは…?



ここまで、別居に関する
メリットをご説明してきましたが、


それでもやはり
別居をすることへの
抵抗感を感じている方も
いらっしゃるかもしれません。



子供を連れていきなり飛び出すのか…。

警察沙汰になったらどうしよう…。



などなど


懸念材料はいくつかあると思います。


(※これらは後ほど解説してます)




ただ、たとえば

「別居をせずにモラハラ離婚する」

場合を考えてみましょう。




正直に真正面から


「あなたのモラハラに耐えきれないので
離婚してください」



とモラ夫に伝えたとしたら…



どうなりそうですか?


「分かった。俺が悪かった。離婚しよう。

慰謝料も払う。親権は君だ。養育費も払うよ。

今まで本当にありがとうね。」


とは少なくとも
ならなそうじゃないですかね?(笑)




それよりは

「俺がモラハラをしてただと!?ふざけるな!

そういうお前の方がモラハラだろう!

こんなただの夫婦喧嘩みたいなことで
離婚なんてできると思ってるのか!!

このワガママ自己中女め!」


ってなるのが関の山だと思うんです^^;



実際の例でいっても、



・生活費を出さない嫌がらせをしてくる

・財産分与されないよう財産を隠し始める

・妻のモラハラを”でっちあげる”ために
精神科に行ってうつ病診断をもらう

・モラハラの証拠データがないか
「スマホやPCを見せろ」と要求してくる



などなど、

「離婚されるかも」
勘づいたモラハラ夫は


ありとあらゆる手段で
対抗策を講じてくるのです。



だからこそ、


直前まで悟られてはいけないし


ましてや本人に「離婚したい」
なんて別居をする前に伝えるのは
””リスク””でしかありません。





相手の財産状況やモラハラの証拠など、

離婚の調停や裁判に活かせそうな
材料を揃えるだけ揃えて、


別居したあとに離婚を切り出す


ことが最も”安全”ですし、


最終的にあなたが最も望む形での

離婚の決着をつけることにも
繋がってくるでしょう。






◆モラ夫に「誘拐だ!」「訴えるぞ!」と言われたら…?



当然ながら、

突然でていかれたモラ夫は
驚きを隠せなくなります。



スマホで鬼電してきたり、

中には警察に行方不明届
出そうとする輩もいます。



そうならないためにも、

なぜ家を出ることにしたのか

✅子供は一緒にいるから安全であること

✅今後の連絡手段の指定(LINEなど)

※この時点で弁護士に依頼している場合は
「弁護士を挟んで話してください」との旨を記載


この辺りを記した
「手紙」を置いておくことが大切です。




また、


「別居なんて認めない!」

「訴えるぞ!慰謝料だ!」



と主張してくるモラ夫もいます。



ですが、


モラハラを行う配偶者から逃れる
ことなどが目的の
正当な理由であれば、


法律上の違反には
該当しないのでご安心ください。




モラハラを理由に別居をすることは
決しておおげさなことではなく、

誰からも責められることではありません。





モラハラ夫は”マイルール”
大好きなため、


別居直後などは
様々な言い分をぶつけてくる
ことが多いですが、


しっかりと知識を身に着けて
事前準備をしてのぞめば


何も恐れることはないです。



自信と勇気をもって、

モラハラ離婚のファーストステップである
「別居」に向けて動いていきましょう◎




◆子供への伝え方、ケアの仕方



別居をする、となった際に
もう一つ気になるのは


「子供への伝え方」の部分ですよね。


あなたが不安で緊張するのと
同様に、


子供も別居に際しては
同じような感情を抱きます。



こんな時、

やってはいけないのは


・ウソを付いてごまかす

・モラ夫を子供の前で罵倒する


という2点になります。


子供には、

正直に、ありのままだけを
伝えさえすればOKです。



「お父さんとは仲良く暮らせなくなったから」

「離れた方が幸せになれると思ったから」



などで全然いいのです。




あなたが普段から
子供を大切にしていれば、

その言葉はしっかりと
子供の胸に届きます。



子供というのは
大人が思っている以上に敏感ですから。




無理に取り繕ったり、

モラ夫を悪者に仕立て上げなくても、


十分納得して動いてくれます。




初めこそ、時には
不安になったりもするかもしれません。



ただ、子供には
大人にはない「適応力」「成長力」があります。




子供は子供自身で、

逆境を乗り越える力自体は
備わっているので



✅あなたがこれまで通りに
たっぷりと愛情を注ぐこと




そしてその上で


✅あなた自身が前向きに明るく生きていくこと


これが非常に大切です。



あなたが充実した人生を
歩んでいれば、


子供はそれに憧れを抱き、


将来への希望が活力となって
イキイキとした毎日を送る
ことができます。



子は親の背中を見て育ちますからね。



あなたが苦しんで、

離婚するのをガマンして、

疲弊した毎日を過ごすのは
子供にとっても良くはない
のです。



当然、

父親が母親にモラハラをする光景を
子供が見てしまう
のも
言わずもがな良くないです。



子供はもちろん、

あなた自身も幸せになるための
モラハラ離婚であることは
常に忘れないでいてくださいね◎





◆まとめ



最後に、要点をまとめます👇

✅別居時に婚姻費用を請求するとモラハラ離婚をスピーディに決着しやすくなる

✅婚姻費用は別居後すぐにでも請求可能、実家に別居するパターンでも請求可能

✅別居直後の「とりあえず一回会って話さないか?」には要注意

✅モラ夫との直接の話し合いはムダ。距離を置いて、事実ベースだけでやり取りする

✅別居する前に離婚を切り出すと、モラ夫が対策を講じてくるためリスクだらけ

✅モラハラが原因で子供を連れて別居することは法律上問題はない

✅モラ夫のマイルールは無視する。知識を身に着けて万全の状態でいどむ

✅子供には、別居の理由はありのままを話す

✅あなた自身が前向きに生きることが、子供が健常に成長していく上での活力になる



いかがだったでしょうか。



モラハラ離婚は、

「別居した上で進める」と
非常に事が運びやすくなります。




本気度が伝わるというのはもちろん、


モラ夫の独自論法に
言いくるめられることもないですし、


何よりもあの「重苦しい空気」から
脱することで


あなた自身の活力や
社会的能力においても
本来の状態に戻ってくるでしょう。




モラハラ離婚というのは、

エネルギーを使うからこそ
「余計な疲弊をしない」ことが大切です。




そのためにも別居は
非常に有効な手段ですので、


ぜひ価値のある選択肢として
頭に入れておいて頂ければと思います◎




また、モラハラ離婚に当たっては

「別居をして距離を置く」のと同時に


「弁護士の活用」
非常にキーになってくる部分です。

・弁護士活用で損しないためには?

・ハズレ弁護士を避けるには?

・弁護士を立てる最適なタイミングは?

・費用面でどうしても弁護士を雇えない場合は?

などなど
こちらの記事では解説していますので、

ぜひご覧になってみてください👇






それでは!









追伸:

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