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勉強か性格か

勉強か性格か


「うちの子は優しいから勉強できなくても良いんです。」

保護者との懇談の中で時折耳にする言葉。体感ですが、少なくないです。地域によりますかね?


「勉強はできなくても大丈夫、わが子は性格が良いから」なんてことを聞きます。そりゃ、

「勉強できるけど性格が悪い」よりも

「勉強できないけど性格が良い」の方が良いのかもしれません。


そんな話をした後は、学習面については勉強を頑張りましょう。ということで着地します。



本当でしょうか

 私も教師になるまではそんな風に考えていました。が、教師になってからは少し考えが変わりました。

 「勉強“か”性格」という2つを天秤にかけることは良くないんじゃないかと。教師と言う立場に立った時、「この子は学力は低いけど優しいもんな」ということは言わない、言えない。教師がそれを考えてしまう時こそ、自分の資質が問われていると思います。

 もちろん、そんな簡単に学力が上がるはずがないので、そんな気持ちをもって頑張ろうということになるんですけど…。

あと、逆の「勉強できるけど意地悪」はダメですね。(笑)


逃げない

 教師と言う仕事をしている以上は、子どもたちの学力を上げていかなければなりません。中には、勉強が苦手な子どももいますが、諦めずに向き合おうと心がけています。最後まであきらめずに一緒に頑張れる教師であろうと思います。


負担にもしたくない

 学力の低い子どもは自分のことをよくわかっています。得意な子どもよりも学習に向かう意欲は低いです。だからこそ、負担にならないようにしたいですね。中々気持ちを学習に向かわせるのは苦労しますけどね。また、そんな子どもの保護者も悩んでいるかもしれません。それを心にとめて指導したいと思います。


「できなくても良い」けど、「しなくても良い」とは言わない。

 苦手はあっても良いんです。得意を伸ばしてあげたいとも思います。まれにいるのが「サッカー選手になるから勉強はしなくても良い」のように、他を切り捨てようとしている子どもも見かけます。

 しなくても良い、と捉えるのは違うのかなと。自分で時間割をつくれるわけではありません。嫌でも算数の時間はきてしまいます。その嫌でもきてしまう時間を、どのように取り組むのかで大きく変わってくるはずです。また、子どもたちが大人になったとき、目指すものが変わるかもしれません。さらに、小学校の段階では、生きていく上で必要な基礎的な力をつけます。
 多分、教師はこの嫌でもきてしまう時間をなんとかその子にとって意味のある時間にできるようにしなければなりませんね。

得意を伸ばしていくことの方が大切だと思います。むしろ得意を伸ばしてとがっていくことが。でも、小学校の段階で他をないがしろにしても良いかと言うと、そうでもない気がする…。


どうなんでしょうね?今回は、まとまりませんでした。

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