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金さん銀さん

ダスキ◯呼ぶなら100番100番
(本文には何も関係ない一文です)

もうとっくに咲き終わったけれど
私は金木犀の香りが好きだ。
金木犀の木がある家が物凄く
羨ましい。しかも、こちとら田舎であり
庭が広いお家には、金木犀の一本や二本は
植っているものである。

さて、勿論のコト、義母様のお屋敷にも
植っているのだ。

ギンモクセイが。

決してキンモクセイでは、無い
金ではなく銀木犀なのだ(ちなみに花の色は白)
間違えてキンモクセイなんて言ってしまったら「キン!じゃなくて、ウチはギン!」と
語尾尻に力を込められながら
キッチリと訂正させられる。
いやいや、どっちでも良いし…
なんて事も勿論言えないし。なんて事を
嫁に来た当初は思っていたが
今じゃ「キンじゃなくてね、ギンねー」
と、棒読みなセリフも出るようになって来た
慣れって恐ろしい。

それでも義母様の拘りは、果てしない
拘るのは、圧倒的に金木犀より銀木犀の方が、珍しいからなのであろう。
ここら辺で「突撃!隣の金木犀!」をしても
(しないけど)
9割方は金木犀なのだから。

別に自分が植え育て大切にしてくれてるのなら、理由も感じるが
嫁に出た叔母さんの何方かが植えて
行かれたと言う話。(定かでは無いが)
で、義母様本人は出生にノータッチと
言うところが……考えると面白い

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