映画・ラ・ラ・ランド

今更?(笑)

気になってたけど観てなかった映画。
本当〜に今更ですけど、観ました。

いやぁ良かった。
本当に良かった。

「ミュージカル」の印象が強くて、食わず嫌いしている人も多いのではないでしょうか?

確かにそれが大きな特徴なので、そこに触れないわけにはいかないのですが、、、。
見て欲しいのはそこじゃない。
いや、むしろ見て欲しくない。

感じて欲しい!

もの凄い映画でした。


私は音楽を題材にした映画にハマりがちなので、少し盛ってる部分はあるかもしれません。
それでも、少なくともこの映画は普通じゃありません。
音楽の力を信じた、揺るぎない信念に基づいた演出というか、、、。
とにかく強烈な自己主張のある映画です。
一見の価値あり。

夢を追う若者2人。
女優を夢見るミアと、ジャズの良さを広く知らしめるような店を持つ事が夢のピアニスト、セブ。

夢を実現できるような展望は全くなく、
何をしてよいのかもわからず、もがき続ける2人。
出会い方は悪かったが、互いの感性、考え方に共感とリスペクトを持ち、すぐに惹かれ合うようになる。

一緒に暮らし始めると、次第に将来を考え始めるセブ。夢ではなく収入を追い始め、、、。
そんな話。


とにかく全編に流れる音楽が、演者本人にも歌わせることによって脇役からメインに引っ張り出されています。

ジャズを中心に、色んな音楽が溢れていて、音楽が持つパワーを感じずにはいられません。
そこが一番の見所、感じ処(?)だと思います。

それだけではありません。
夢を追う2人の奮闘を描くストーリーも最高です。惹かれ合っていく2人、互いへのリスペクト、励まし合う二人の美しさ。
すれ違いと転機。
結婚して数年経つ私のような中年に、あの結末は刺さりました〜!

映像も拘っていて、配役もハマりまくっていて、印象に残るシーンばかりです。
特に、
二人の出会いの曲が使われるラストのシーン。
この作品の全てをここに凝縮したような、
「オシャレ」なんて簡単な言葉では言い表せない、
製作者達のセンスを見せつけられているような、
これまでのストーリーはここの部分を最高の状態で味わう為の演出だったのか?と思えるような、
最高のシーンだと思います。

味わい尽くせていない部分がまだまだありそうで、また観たいと思います。

少しでも興味がある方は是非!
超お薦めです。

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