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明るくなったね

 先日、高校を卒業して一度しか会っていなかった同級生とほとんど2年ぶりに遊んだ。地元が同じで仲良くなった友人だったけれど、彼女と二人きりで定期的に遊ぶような仲ではなかった。大学一年生になってすぐに一緒にご飯を食べに行った時も、思ったよりも会話が弾まず、次に会うまでに二年という月日がかかった。

 彼女とはツイッターでしか繋がっていないから、たまに投稿されるツイートだけでなんとなく近況を見ていた。そこから伺える大学生になってからの彼女は、中高時代のアクティブさが更に解放されているようで単純に何をしているのか気になったし、さすがにお互い話のネタもあるだろうと思い(自分が誰かと喋りたかったこともあり)誘った。


 実際に会ってみると、話は尽きなかったし普通に楽しかった。多分お互い成長したんだろうななんて勝手想像した。別れ際に、「なんか私変わったところある?」と聞かれたからその質問に答えて、「逆に私は何か変わったところある?」と聞いてみた。そしたら、「元々すごい暗かったとかそういうわけじゃないけど、特に表情とかが明るくなったね。」と言われた。これと似たようなことは、スペインから帰ってきて以来色々な人に言われていて、正直最近はもう元に戻っちゃったかなあなんて考えることが多かったからびっくりした。


 高校生の頃の私って、今よりも表情のレパートリーが少なかったし、感情を押し殺す癖みたいなものに縛られていて、どこかぼーっとしていたと思う。今もその名残で自分の喜びとか嬉しさを表情で表現するのが得意じゃない。全く良いことではない。だからこそ、特に表情とかが明るくなったと言われるのが意外で嬉しかった。お母さんは、あんたなんか明るくなったのもそうだけど、○○くんと付き合い始めてから綺麗になったんじゃないと言う。少しばかり綺麗になったのは本当のことだ。だって、7キロもやせたから。笑ってください。スペインに行って調子に乗りすぎたこともあるし、その1か月前も16時間ダイエットなるものをやっていて、食べていいとされている8時間にありえないカロリーを摂取していたから結果太っていたんだと思う。毎年夏になったら痩せるから、今年こそは冬にリバウンドしないように頑張りたい。脱線。


 結局恋人の話に帰結するのかよ、と思ってしまってなんだか悔しいですが、凪のように穏やかな人が横にいてくれるおかげで、ぴんぴんに尖った私もゆっくりと削られているようです。





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