オススメの勉強法・参考書(国立理系) 理系科目(数学①②・生物・化学)編

1年間の浪人を経て第一志望の大学に合格した

現役のときと浪人のときで2回共通テスト、2次試験を受験したが、共通テストの点数が1年間で160点以上(2割弱)アップした(二次試験は大差なかった)

浪人時代どのような参考書や問題集を活用したのか、どのように勉強したかを記すので、何かの参考になれば幸いだ

私は共通テストの5教科7科目(現社・国・英・数①②・生物・化学)、二次試験のに2科目(英・生物)を受験した

今回は理系科目(数学①②・生物・化学)について紹介する

☆前回は文系科目(現代社会・国語・英語)について紹介している

数学ⅠA・ⅡB

①緑チャートを2周くらいする

緑チャートはご存じだろうか

青チャートはかなり有名ではないだろうか

緑チャートは共通テストに特化したバージョンのチャートで、青チャートほどの分厚さもないから気軽にすべての単元の問題に触ることができる

1周目はすべての問題を、2周目は1周目でできなかった問題を重点的に取り組むことで共通テストの問題の出題形式に慣れることができる

緑チャートを2周した頃にあった模試で「解ける、解けるぞお…!」状態を経験できたので効果はあるように思う

ただし二次試験でも数学が必要な場合や数Ⅲが受験科目に入ってくる場合はこの勉強法はオススメしない

また、3周目以降は問題番号と回答を結び付けて記憶していることがあるため、3周以上することは控えるほうが良いのではないだろうか

②応用問題にも挑戦する

「基礎が一番大事」というのはもちろんその通りなのだが、基礎問題ばかりやっていてもだんだん飽きてくる

そこで、たとえば問題集の2周目に差し掛かったときなどは、応用問題に少しでも触れて、考える癖を着けてみよう

実際の試験は少し応用されていることが多いから、普段から少しひねられた問題に取り組むことで応用力を身につけられるのはもちろん、見覚えのない問題でもとりあえず取り組む癖がつくから「捨て問」の数がかなり減るというメリットがある

そのメンタルさえ手に入れれば、理解度がそこまで変わっていなくても数十点アップすることがある


…私は数Ⅲが受験で必要なかったエセ理系なので、数Ⅲをどう勉強するかは知らない(授業は取っていた)

ただし数Ⅲの知識は数ⅠA・ⅡBにも活かされた気がするから、数Ⅲを使わない人であっても余裕があれば挑戦してもいいのかもしれない

生物

①関連する動画や本を眺める

生物はそこまでガッツリ勉強した記憶がないが、共通テスト本番(2023年度)では75点(※得点調整後・この年の生物の平均は48点ぐらい)というまあまあな成績だった

何をしていたかなんとなく思い返したところ、図書館に通って生物学の本を漁ったり、動画で生物に関する面白い知識を発信している人(ゆっくり解説)を複数見つけて際限なく見たりと苦しくない方法で勉強できていたのを思い出した

普段から読書をする習慣があったら国語で点数を伸ばしやすいのと同じで、いかに「勉強」にとらわれずに学習するかは大切だと思う

②二次試験対策は重要問題集

重問は現役のとき1周し、浪人時代は2周した(重問以外で私が3周以上解いた問題集は存在しない)

重問を解くことで、知識の定着はもちろん、やり直しを続けるうちに記述問題の文章の書き方が無意識のうちに身についていく

大学のレベルによると思うが、私(地方国立)はA問題(※重問にはちょっと簡単めなA問題と難しめなB問題が存在する)だけを解くことで充分戦えた

自分の目指す大学のレベルによって使い分けられるのも重問のいいところだ

化学

化学は得点調整の力をもってしてやっと半分超えたくらいの点数だったので化学の勉強法は他の人に聞いてほしい

しかし0点と50点ならわけが違うので、どんなに苦手な科目でも最後まで諦めないことを強く推奨する

化学、生物より勉強した気がするけどなあ…

模試で「沈殿の色」の問題が出て選択肢が「褐色」と「赤褐色」だったときはキレそうだったのを覚えている

そういった知識は”宇宙一わかりやすい高校化学”や”化学の点数が面白いほどとれる(黄色本)”を暇なときに眺めることである程度身につけたからこそ、0点→50点くらいになったかな…?

いずれにしても苦手科目は足を引っ張らない程度の点数を取り、苦手ではない科目でカバーできると合計ではそこそこの点数が取れる

共通テスト全体

①赤本は使えない

これは賛否両論あると思うが、私としては赤本は共通テストにおいて全く使えなかった

なぜなら赤本に載っているのはほとんどセンター試験の問題だからだ

共通テストとセンター試験は形式もページ数も全然違う

特に英語や数学は見る影もない(※個人的意見)

現に赤本を使って勉強していた現役時代は共通テスト本番に共通テストの形式を知るくらいの勢いで悲惨なことをしていた

試験勉強では問題のレベルに慣れることはもちろん大事だが、形式に慣れることも同じくらい大切であることを忘れずにいてほしい

②予想問題集(河合塾・駿台)とKパック(河合塾)で対策

共通テストの形式に慣れるためなら予想問題集を解くことがオススメだ

過去問は二度と出題されないが、予想問題集は本番と内容が被る可能性も秘めているのでやってみてはどうだろう

「共通テストの勉強をしている」と自分の勉強が有意義に感じられるのが楽しいというのもある

また、予想問題集はやり直しをすることがものすごく重要で、解答の意味が分かるまで考えたり時には学校や塾の先生に質問したりしてみよう

③模試を解きなおす

これは②とほぼ同じだがやり直しをすることで得られるものは多い

模試でものすごく酷い点を取ったとしても、やり直しをしていると「これはただの凡ミスか」「これはちょっと今の知識を応用すればできたのか」「公式が抜け落ちてただけだった」と自分の能力の現状がさらにわかる

また「ここが理解できていたら満点だったじゃん」「この模試で満点(or高得点)を取る能力がつけば、次の試験は前より得点できるだろう」と思えることから、自信やモチベーションを向上させるのにも役立つ

逆にまぐれで点数が良かったときも「あれ?こんな知識知らないのに正解しているぞ…」となることもあるので正解していた問題も一応目を通せるといいかもしれない

だからこそ、模試の結果がどうであれ焦ったり諦めたり慢心したりせず、自分を成長させるのに役立ててほしい

二次試験全体

二次試験対策は赤本が活用できた

共通テストとは違って二次試験は毎年の傾向が難易度も形式もほぼ変わらない(※これは大学によると思うのでよく調べよう)

また、うちの大学は気合を結構評価してくれた気がするので、本番は全然わからない問題があってもとりあえず空欄だけは作らないようにした

共通テストと違って二次試験は部分点という神制度が存在するので、行き詰まったらとにかく何か書く、字はできるだけ丁寧に書くなどの工夫によって点数を稼げるだろう

まとめ

ここまで私の受験勉強を示してきたが、もちろん人によって性格や今のレベル、大学のレベルは被るところが全くないため、自分の特性に合った勉強方法を調べて活用するのが1番だ

私の場合は中学・高校の授業が楽しくて(あと先生が推しで)勉強できていたから基礎知識はそれなりについていたのと、勉強がそもそも好きだったことが有利だったし、体調とメンタルがほとんど死んでいたという点はめちゃくちゃ不利だった

だからこそ短時間の勉強で成果を上げることに集中し、1日3時間(長くて5時間程度)の勉強で合格した

全人類が3時間の勉強で受かると言いたいわけではないが、心身が弱くて長時間の勉強に耐えられないという人でも受験に挑戦する価値があるということだけは伝えたい

受験は本当に想像を絶するほどにつらい

私は浪人して入学したが、浪人時代の記憶がほぼ飛んでいて、自分が元浪人生であったことを普段忘れているレベルだ

だから自分を追い込みすぎず(どうせ周りの大人が過剰なほどに追い込んでくれる)、落ちても死なないことを思い出して、頑張る自分を褒めてあげてほしい

大学での講義は、受験勉強よりはるかに簡単なのだから…

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