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自分の価値をどうやって高めるか。

 先日の山口周さんのVoicyを聴いていて、ハッとさせられた事があったので私なりの解像度で残しておこうと思う。

 今まで時間資本を使い自己投資をしてスキルを獲得し、自分の価値を高めていこうと考えていたし、これに対しての異論は出てこないと思います。
 ですが、獲得したスキルに伴い高まった価値と金融資本(対価や報酬)の結びつきの部分をあまり言語化したり、考えた事がありませんでした。

 大切なのは自分のスキルであって、スキルさえ身につけば社会の中での自分の価値は勝手に高まると、どこかパワープレー的な考えでいました。

 しかし、家電を選ぶ際の例え話はまさに的を得ていて、スペックを細かく比較して、さらに使用している部材や生産背景までも踏み込んで比較検討材料にする人はマイノリティなのかもしれない。
 主機能で比較して、大抵はメーカーの信頼度や話題性などが最後の決め手になる場合が多い。
 それを人で考えると内面に踏み込み細かくスキルを評価した上でというよりも、どこの会社の人で、どこの部署にいて、誰とのつながりがあってなど、個人のスキル(自分の内側)より外側で評価されることの方が多いかもしれない。

 であれば、純粋に個人のスキルだけを高めていれば良いというわけではなく、スキルがある前提ではあるけれど、社会の中でどう評価されているのかという視点を持っておく必要がある。

 自分の実績のアーカイブを残しておいて、誰かの目に留まるような仕組みがあれ分かりやすいと思いますが、それだけではなく私は雰囲気や印象も重要だと思っていて、人伝いに伝播する情報にはあまり信憑性がなく、曖昧な部分が多いけれど、大枠でこんな人間です。みたいな伝わり方をするため、最重要ではないけれど相手にどんな印象を与えるのかを意識する必要があります。

 こんなことを言うと、他人の目なんて気にせずに自分の実力だけで頑張るんだと思うかもしれません。もちろん第一は自分の実力だと思っていますが印象だけが一人歩きをして、損をするようなことは避けたいなと考えます。

 自己投資によって高める自分の価値をどのように社会的資本につなげていくのか、ここの繋がりをデザインしていく考え方が必要です。

 逆に考えると、いくら実力があったとしても社会的資本に結びついていなければ、正しく評価されない事があるということです。
 これには、何を言うのかではなく誰が言うのか的な事があって、社会的資本が社会的資本を生む、複利的な要素があると思います。

 何となく書いている時にイメージしているのは、一般企業でピラミット構造になっている組織図ですが、より上層にいる人間の言葉が受け入れられやすいのも社会的資本の積み上げです。

 とはいえ自己資本も社会資本もチート的な高まり方はあまり望めるものではないので、日々の積み重ねで考えていきたいです。
 信用なんかは、コツコツ積み上げるものですが崩れるのは一瞬です。上部だけで取り繕えるものでもないので、日々徳を積んで生活していきたいと思います。

 どうでもいいことですが、私は「エスカレーターを歩かない」を実践しています。だって歩くなって!大きく書いていますからね。
 自分のポリシーに従って小さな所にこだわる。その姿勢をエスカレーターを利用するときに毎回呼び覚ます事ができるので続けています。

 今日もいい一日です。

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