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アート展示販売会に行って感じたこと。

先日、初めてアート展示販売会なるものに行ってきた。
きっかけはインスタ広告で、気になるアーティスト「KINE」さんの作品が観れるのであればと足を運んだ。

会場付近に到着し、少し時間に余裕があったため目についたベンチに腰掛け先ほど買ったばかりの小説を取り出し、キリのいい所で会場に行こうと読み進めていた。

失敗した。

開場時間を5分程度過ぎてから会場に向かうと数十人の列・・・早く着いていたのにと思いつつも、小説の続きも気になっていたし読書を続けながら入場を待った。

列の原因は受付の問題で、意外と早く入場できた。

国内外の現代アートで注目のクリエイター作品が展示販売されていて、近くで見ることができたので行って良かったと思う。

今回初めて展示販売会に来てみたが、当たり前だけど販売要素があると会場の雰囲気が違うことを初めて体感できた。美術館では味わえない感覚だった。

純粋に絵が好きで所有欲を満たすために購入する人もいると思うけど、私は投資や資産として取引される商品として展示されているアートに見えてしまった。

そんなフィルターを通して作品に向き合うと何だか改めて何の価値もないものが、誤解を恐れずに言うと、ただ紙にインクで書いたものが、価値を信じる人たちの熱によって数百万で取引される。そして、それが今目の前にある。さらには、今後も価値が上がるかもしれない。

そんな取引をしているのも人間だけ。価値を認めているのも・・・

会場内には実際に商談している人もいて(きっと富裕層の人たちなんだろうな)、少し緊張感のある会場でした。

ともあれ今回「KINE」さんや「Backside works」さんのシルクスクリーン作品が観れて良かったです。

私の好みと言っていいのかまだうまく言語化できない部分だけど、輪郭がはっきりしているものや境目が明瞭なビジュアルに惹かれる感覚がある。
シルクスクリーンアートはその技法から、輪郭や境目がはっきり分かれている感覚に惹かれているのかもしれない。

今後も私なりに色々なアート作品に触れて、この感覚をより鮮明にしていきたいと思っている。

好きなものが見つかる。自分の好みがはっきりしてくる。
これは生きる上でも選択に迷いがなくなり、頭がスッキリする感覚があるので私はすごく好きです。

その意味では、アートが好き、好きなアート作品に出会いたいと言うよりは、アートを通じて自分の感覚をより鮮明に捉えたいのかもしれない。

それにはやっぱり知識量を増やしてアートに対しての解像度も高めなくてはいけない。楽しみは増えるばかり・・・

今日もいい1日です。

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