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アスファルトに咲くシロツメクサのように。

久しぶりに今日は早く帰れた。

きーちゃんがどかんと横になっていてかわいい。

なんか何しててもかわいい。

ほら見て。かわいくない?

ねこバカかおれは。
でもねこバカにもなるよな、こりゃ。

さて、せっかく早く帰れたしなにをしようかなあ。
コーヒー、読書、映画、勉強、写真、散歩。

うん。
写真と散歩だな。

カメラ片手に30分ほど旅に出ることにしよ。

遠くまで行こっか...
やっぱやめた。

この間、家の周りを散歩しているときにかわいい黒猫を見つけてテンション上がったからもう一度逢えたらいいな。

裏山の方に向かった。
夕日がカメラに差し込んで光がふんわりしてる。

今日の朝Twitterで学んだけど「ハレーション」っていうらしい。
まさか今日中に復習と実技ができるとは。
もう忘れないね、これ。

足元に目を向けると、確かシロツメクサだったか。
そんな感じの花がアスファルトなのに咲いている。

こういうのを見て
『「アスファルトなのに力強く咲くなんて。私も頑張らないと。」って思う人多そう』って思ってる。

・・・。

散歩の時間ってすごく貴重。
ひとりきりで自然と触れ合って、山の中だから動物にも出会えて。
ぼーっと歩いていても車も何もないから危なくないし。

鯉?のいる池とか。
高台からの眺めとか。
山の隙間から見る夕陽と飛行機とか。

こういう何気ない風景が田舎の特権。

ただこういうゆっくりとした時間になると、どうしても何か成果を求めてしまう自分がいる。

何か新しいものを見つけないと。
何か新しいことを思いつかないと。

何か、、、新しい。

すごい抽象的だ。

でもいいじゃん。
抽象的でいいじゃん。
何でもかんでも全肯定だ。

なんならもっと抽象的にしよう。
ってことで散歩中の頭の中をてきとうに文字に。

ひとりで歩いていて最初の方は
「何か、新しい」
を探して焦りとかがあるんだけど。

なんかだんだんどうでもよくなって、いつもは意識しないことに目が向くようになる。

花や鳥、夕日、畑にいるおばちゃんが何をしているのか。

花や鳥とか、おばちゃんを見て、特段何かを思っているわけでもないけど、よくわからない温かいなにかが胸の中一杯にふくらんでいるのを感じる。

あー、幸せ。って。
なんでだろね。
おばちゃん見て幸せって。

でも。
最後家に帰る途中、やっぱり少し寂しくなる。
それは散歩が終わる寂しさというよりは、今やっていた散歩が「逃げ」のように感じて。

世間から逃げてんじゃないか。
仕事から逃げているんじゃないか。
人間関係から逃げているんじゃないか。

おれは今何から逃げているんだろう。
ギム?シゴト?オトナ?ジブン?リソウ?

散歩をすれば孤独になれる。
孤独になれば愛想笑いばかりの自分から逃げられる。
いわゆるありのままの私になれる。

そうなりたい。
ならやるしかない。

さて、家に帰って
理屈で詰めて一歩ずつ夢に近づくぞ。


私も頑張らないと。

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