同じ目標を持つ人たちのちから

新しい本を読んでいます。

『科学的な適職』

もちろん転職先を探している訳ではありません。これも自分のクリニックにどういう人が最適なのかを考えるためです。

クリニックを一から作るに当たって、建物や設備を整えることと同じく、そこで働く人を含めてデザインするコトを考えています。

詳しいことはもちろん読んでいただきたいんですが、この本の中には最適な職選びの方法と “今まで正しいと言われてきた職選びの方法の間違い” について述べられています。

この点を踏まえて、どんな人材を欲しているのかを改めて書いていきます。

仕事の幸福度を高める【7つの徳目】

少しだけ中身を紹介します。

仕事を選ぶ際に余計な情報に惑わされないために次の7つの徳目を当てはめて評価することを勧めています。

❶自由:その仕事に裁量権はあるか
❷達成:前に進んでいる感覚は得られるか
❸焦点:自分のモチベーションタイプに合っているか
❹明確:なすべきことやビジョン、評価軸はハッキリしているか
❺多様:作業の内容にバリエーションはあるか
❻仲間:組織内に助けてくれる友人はいるか
❼貢献:どれだけ世の中の役に立つか

自分の今のイメージでは❹明確を示すことで、まずはチーム全体の目標を設定しています。ここが理解されない人は一緒に働けません。❼貢献を特に意識していますが、ビジネスライクで仕事とプライベートは全く別を貫いている人はどちらかというと苦手です。ビジョンが明確なのでそれに合わない人はそもそも選んで来ないとは思いますが・・・。

今後重要になるのは❺多様と❻仲間です。どの様な人材を採用するかでここが変わってくると思います。働き方の提案として❶自由を与え、❷達成感を得られやすい仕組みを作る予定です。そこに集まってくる人が、多様な働き方が実現できるか、そして1つの仲間になれるかは実際に働き出してからでないとわかりません。

その状況を思い描いて採用していくことになります。この部分は早めに外枠を決めて、何らかの方法でスタート前からすりあわせて行くことになるでしょう。その流れについてもいずれ記事の中に登場します。

職場の『8大悪』ワースト・ランキング

今度は悪いことです。

❶ワークライフバランスの崩壊
❷雇用が不安定
❸長時間労働
❹シフトワーク
❺仕事のコントロール権がない
❻ソーシャルサポートがない
❼組織内に不公平が多い
❽長時間通勤

これも個別に見て行きます。

クリニックの働き方では基本的に残業という概念はあまりありません。そういうことがイヤな人が集まっている場所なはずなので。中には例外に忙しい整形外科もありますが、自分は・・・ないかな。

ここで気をつけたいのが❻ソーシャルサポートですね。
何度か話題に出ていると思いますが、リハビリテーションに従事しているセラピストはそれぞれがプレーヤーになっているところが多いので、勤務時間中は一人一人が患者さんに対応しているのでサポートが受けられにくいことが問題です。新人であろうと、すぐに担当がつき、変化に気付かないまま過ぎていくなんてこともあります。

ここをクリニックならではの柔軟な態勢で、しっかりとした教育システムを用意して迎えたいところです。そのために今密かに『卒後3年目までのセラピスト』をターゲットにしたプロジェクトが進行しています。これについてもそのうち紹介します。

まずはここまで理解していただければ良いですね。
中には開業時にコンサルタントやウェブの求人サイトに任せっきりの採用をしているところもありますが、ガンガン口出しして人材を募集しようと思っています。理想が集まればすごい力が出せると思っています。

最高のハコができあがる予定なので。
では,よろしくお願いします。

中川将吾
小児整形外科専門ドクター

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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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