クリニック構想③
今日はGW最終日。気持ちが良い日だったので外で過ごしました。ハンバーガー屋さんでテイクアウトし、公園の日陰で座って食べました。子どもが走り回って本当に楽しそうでした。
この時代に合う理想のクリニックとはどういった形なのかをずっと考えています。言い換えると、こんな状況でも持続可能なクリニック
病院やクリニックでは軒並み患者さんが減少しています。それは質より量を追求した経済活動を行ってきた結果だと捉えています。とにかくたくさんの患者さんに来てもらう。時間をかけずにより多くの患者さんを診る。そうしていままでのクリニックは経営してきました。(診療報酬の改定につぐ改定で、そういった状況になっています)
これまでは医療の質に関してはそれほど検討されてきていませんでした。
質=満足度
と置き換えることができます。
質を高めるためにはどうすれば良いか?
患者さんは診察時間が少なくなると、途端に質が低いと評価する様です。みなさんが考えるそのままでしょう。
お医者さんに診てもらうために、わざわざ休みを取る人もいる。こどもを連れていかなければなので受診することをためらう人もいる。中には病院で数分診察を受けるだけで半日かかってしまう人もいる。
それなのにすぐに診察質に入ってすぐに終わりでは何しに来たのかわかりません。
これらはすべて満足度の低下につながります。
そこで必要な戦略としては『病院にかからなければいけない』という気分自体を変えてもらうこと。
そのためにはこういう風にしておく。
・遊び感覚で来れる
・いつでも来れる
・待ち時間はカフェや公園で自由にできる
・医師だけでなく、他職種からアドバイスなど
・子どもの成長が感じられる
なんでも良いと思います。病院を受診する以外の理由を少しでもつけてあげることができれば、それは病院に対する不満から解放されることに繋がります。
キッズスペース、
カフェ、
子育て相談室、
キッズルーム(託児室)、
広い庭、
公園近くのクリニック
これらはすべてそのために用意するものです。
医療としての質はもちろんですが、来院されるすべての人に(他の意味でも)満足してもらえる質をどの様に確保するかが、今後のクリニック運営においては大切になってきます。
この方針だけは迷わずに続けていこうと思います。
中川将吾
小児整形外科専門ドクター
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