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チームファミーリエ・メンバー`s note

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「チームファミーリエ」のメンバーによるnoteマガジンです。弊社は各専門分野を持ったスペシャリストによって構成され、互いのスキルを補完し合いチームで事業を行っています。
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#音楽

白鳥は必死に水を掻く

桜が散ってしまってもうすっかり緑。ヤマツツジが咲いている。しかし、この数日の雨と気温のせいで山のてっぺんには雪。信じられないけれど新緑の向こうに雪山って美しい。 来週はバイオリン教室の発表会である。私はヴィオラを教えてもらっているが、先生は本当はプロのバイオリニストである。だから、私以外の人は全員バイオリンを習いにきている。 私は今回サンサーンスの「白鳥」を弾く。オーケストラの団員なので普段一人で弾くことなどないものだから独奏だなんて鼻血が出そうである。 そして自分の演

バイオリン属とヴィオール属

ヴィオール属、というのを聞いたことがあるだろうか。楽器の属性を示す言葉である。バイオリン属にはバイオリン、ビオラ、チェロがいる。ヴィオール属にいるのは「コントラバス」である。コントラバスはオーケストラで低い音を鳴らすかっこいい楽器で、弦楽器の中では最大のものである。ジャズやポップスの時にはベースと呼ばれる渋いヤツなのだ。 我が家は子ども達がバイオリン、私がビオラ、夫がチェロをやっていて弦楽四重奏ができる。オーケストラの練習や親戚の結婚式の余興などの際は家族内でメンバーを揃え

ワンピースもどき

私は何かを思いつくのが大好きだ。自分一人でできないようなことばかり思いつく。そして、それは誰かとしゃべって盛り上がったら消えてしまう。現実の前で「ああ、ハードル高すぎるわ」と弾けるのである。 新しい形の音楽祭の話も思いつきを夫に話したら「いいね、おもしろいね、でもツメが甘いな」といつも通りの反応だった。では、と何度もツメていったら「ええね」との言葉。 この「ええね」は重い。経営者の彼は今までの私の数々の思いつきを聞いてきた。なかなかええね、は出ない。その彼の「ええね」で私

ボーカロイドサンキュー

近藤です。 どんより空が当たり前の今日この頃。四国は今日から梅雨だそうです。 みなさん、ボーカロイド ってご存知でしょうか。初音ミクと言えば「あー分かる分かる」という方もいらっしゃるかなと思いますが。 息子はそのボーカロイドにとても興味があるようです。最初は曲を聴いているだけでしたが、そのうち自分でも曲を作ってみたいと思うようになったらしく、ソフトウエアが欲しいと言いだしました。 我が家はソフトウエアの開発販売を生業にしていますので、その話が出てからの夫の反応はかなり

ただやるだけでいい

近藤です。 若葉が光る季節です。風が強い日は山の木の葉が揺れているのがなんとなく見えます。じっと注目していると目が慣れて色がパタパタと変わるのが分かるんです。 私が住んでいる愛媛では現在、コロナウイルス感染警戒レベル最大の感染対策期に入っています。これから約二週間、公共施設は使用制限があったり、閉館になったり、イベントも中止や延期になることが決まっています。 我が家が関わっているジュニアオーケストラは5月にコンサートを開く予定です。しかし、この状況が続けば中止、もしくは

桜とビオラ

近藤です。  学校の桜が気持ちよく咲いています。卒業式のシーズンが桜の見ごろ、みたいになってきましたね。山の緑の中にポツポツと桜が出現して、「あんなところにも桜があったんだなあ」と発見するのも楽しいし、山の我が家周辺には桜の名所が多いので、桜並木で贅沢な気分を味わうのも楽しいし。いいところに住んでるなあと思う季節です。  春休みはオーケストラの仲間と遊ぶ、ということを目標にしていた子どもたち。しかし、部活動やお稽古事などで実際にはなかなか日にちが合いません。それぞれの家も

弦楽かあさん

近藤です。 少し前から子どもオーケストラの小さい子クラスのお手伝いをしています。 先生一人でピアノ伴奏もしながら大変だなあと思っていた時、仕事で知り合った方がピアノの経験がおありと聞き、スカウトしました。 ピアノの伴奏の先生が見つかったのでよかったと思っていたけれど、小さい子どもたちはまだバイオリンの出し入れも大変そうだし、楽譜がうまくめくれなかったりもするので、「お手伝いのおばちゃん」をさせてもらうことにしたのでした。 自分の子どもを見ていた時はちょっと鬼母で「レッ

ぎっくり肩甲骨

近藤です。 ビオラの練習があまりできておらず、急にやりすぎてぎっくり肩甲骨になってしまいました。夜中に少し肩甲骨の周りが痛くなったなあ、と思っていたらみるみる寝返りもできないくらいの痛みになり、眠れないほど。湿布のお世話になっています。 日中は湿布をしていればそれなりに動くので支障はありません。そしてまた練習を少しやり過ぎ、夜中にぎっくりになるという有様です。 しかし、少しの痛みでも気持ちが萎えますね。あの「ピキッ」という痛みがまた来るんじゃないかと怯えてます。 私は

緊張する暇があったら弾け

近藤です。 すっかり秋ですね。山の我が家ではもう日が短くなってしまい、トマトの実が青いままです。 4連休はオーケストラ 三昧でした。リハーサルと本番に明け暮れ、音楽のお風呂に首までしっかり浸かってのぼせてしまった、そんな感じです。 今年、娘はコンサートミストレスをさせてもらいました。昨年は降って湧いたコンサートミストレスだったので随分小さくなっていましたが、今年はちょっと違いました。彼女なりにオーケストラそのものへの自分の責任、みたいなものを考えているようでした。 練

頭の隅っこにはビオラ

近藤です。 私はソロで楽器を演奏するのが本当に苦手。 本番で練習不足を悔いるのですが、時すでに遅し。その上、お客様の顔が見えると、「舞台の上で間違えるっていうのはとんでもないことだ」、という最初のピアノの先生のお説教が呪文のように頭に浮かんだりします。 このところはソロで弾くことはなくなりましたが、カルテットでビオラを演奏しています。指揮をしている時同様、聞き惚れちゃって、顔がにやけてきます。第一バイオリンの動きを見て最後の一音を出す時、毎回楽しいなあ、もっとやりたいな

あすなろ演奏会

近藤です。 山の我が家では朝の日差しが痛い季節になりました。ビオラを弾いていると左の首の辺りにあせもができそうです。 私はコツコツ練習するのが大の苦手でチェロもヴァイオリンもやった期間が長いわりにお粗末なもの。ヴィオラもそうなるんだろうな、と思っていたのですがその諦めに終止符を打つ出来事がありました。 それは町にある「あすなろ教室」という通級学級で演奏させてもらったこと。  https://www.city.niihama.lg.jp/soshiki/gakkou/4

新しい生活

近藤です。 先日まで私は「ひとりビオラチャレンジ15日間」という自分だけの挑戦をしておりました。 15日間毎日ビオラを弾き続ける、それだけなのですが三日坊主の私はFacebookでその様子をアップし、皆さんに見てもらうことで最後までやり切ったのでした。 このチャレンジのおかげで変わったことは毎日ビオラを弾かないと居心地が悪く感じるようになったことです。 歯磨きのように「やらないとなんか気持ち悪い」そんな感じ。 それから、娘が一緒に弾こうと言うようになったことも変化し