消しゴム落としバトルロイヤル 玄人による、勝率を上げる方法論(空港編)

 貴方は『消しゴム落としバトルロイヤル』をご存知だろうか。SAT-BOX社が開発した多人数戦闘、所謂バトルロイヤルのゲームアプリである。
 一見、小学生を対象とした緩そうなゲームに見えるが、めちゃくちゃ難しい。操作はピーキーで、AI(NPC)は獣並みの反射神経でどこからでも正確無比な攻撃を浴びせてくる。さらに運が悪ければポリゴンの隙間に挟まって死ぬ、という実際の戦場さながらの理不尽なゲームである。
 しかし如何に強いターミネーターであろうと、人間には知恵がある。
 戦略と戦術をしっかりと立て、仕様の隙を突けば勝つことも不可能ではない。

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 上は私が週間一位を達成した時の写真。短時間での効率を高め圧し勝てた。ここでは私の最も得意な空港ステージにしぼって、必ず勝てる方法を解説していきます。



【基本戦略】各マップに左右されない戦略

・まず序盤を生き残る

・NPCは、常に一番近い消しゴムを正確に狙ってくる(移動中でも)
・NPCは力加減、回転方向を絶対に間違えないため、互角な状態からの勝負は危険。

・常にピンチアウトし戦場を俯瞰する
・乱戦には突入しない
・段差など、不意の事故防止には細心の注意を払う



【エアポート】最もシンプルで奥深く、戦術の力が発揮されるエリア

 無駄な障害物が少ないので戦いやすく、数が減りやすい。

・初手は橋へ上がり、つぶし合いを見守る。橋(机と机の間)にいれば、NPCは優先的に狙ってきません。
 ただし机の上が最後の一人になったら、橋の上にいる消しゴムを優先的に狙ってくるので注意。

・移動際の隙を狙おう
 NPCは一つの机に自分しか居なくなった時、移動行動を取ります。
 移動行動とは、NPCは机間を移動する時、必ず橋の両端で止まるマクロのことです。移動行動に入ったNPCは、いくら妨害しても必ず橋の端に戻ってくることを優先するので、反撃のリスクを負わず攻撃出来ます。
 移動隙を狙う着地狩りのコツは、橋の入り口左右に陣取ること。橋の段差によるズレを考慮するなら、橋を渡った敵に対して、自機を縦に無回転で当てられるように角度調整すると完璧です。
 
 ピンチアウトで各橋を観察することで、全体像を見ずとも遠くの机の状況を確認できます。

 六つの机のうち、真中の机二つが最後まで残りやすいので、早めに陣取れるといいですね。



-格闘戦-
 数が減ってくる、着地狩りが間に合わない時など、敵と相対せねばならない時は出てくるでしょう。そんな時の対処戦術について記します。

【回転について】
 自機を飛ばす際、最も気をつけるべきは回転方向です。
 終盤戦は一度回転をトチるだけで真っ逆さま。回転事故は怖いですね。

 基本は自機に指を合わせて引っ張る「無回転」が安全。回転を掛けた消しゴムに比べて打撃力は低いですが、事故は殆ど起きません。

 利手が右であれば、画面右側を引っ張る左回転。左であれば右回転が良く使うことになるでしょう。逆回転を掛けようとすると、画面が手で覆われて正確な狙いが付けにくくなってしまうので慣れないうちは注意しましょう。


【戦術1 段差自爆】
 壁を背に、鉛筆やハサミを挟んで待機。NPCはリスク度外視で全力投球し勝手に落ちていく。細かく障害物を押されて距離を詰められたら、焦らず少しだけ押し返しましょう。忍耐が重要です。

【戦術2 戦略的撤退】
 橋を渡り、向こう側で着地狩りを行う。残り時間が少ないと、移動先の机が落ちたりして移動行動に移ってくれないこともある。撤退の判断は素早く。

【戦術3 不壊アイテムの活用】
 真ん中下のエリアには不壊アイテムの木が有ります。
 この木を挟んで相手と対峙すると、回転をかけて攻撃した相手は木に阻まれて跳ね返り、隙を晒します。
 逆にこの木を背にして対峙した場合も相手の攻撃を無効化し、一切下がることなく有利に攻撃することが出来ますね。
 この通り、不壊アイテムは活用の幅が広く重宝します。

【戦術4 机間自爆】
机の間やバスなどの障害物によって、最短距離を狙ってくるNPCを狩る方法。
距離が離れすぎていると普通に移動行動に移る、二人以下で机二つ以上でないと発生しないなど、状況が揃うのは希であり、普通に机が落ちることを見越して移動をした方がいいです。ただ、相手が勝手に虚空へ落ちていくという非常に爽快な勝ち方が出来るので好きです。

ー最終決戦の戦術ー
机が全て落ちきるまでに勝負がつかないと、障害物が無くなった机で最終決戦が始まります。一位まであと少し、真の技量が試される正念場ですね。

【1 盤面有利】
開始時点で崖に近い方が不利、つまり机中央に陣取って開始した方が有利。
無回転で確実に盤面有利を取り続け、押し切る形は結構安定する。あらぬ回転ミスに注意。

【2 闘牛士】
相手の射出周期に合わせて移動することで、するりと相手は自爆する。
冷静さを持ち、相手の呼吸に合わせることが重要。NPCは移動中も狙いを合わせてくるので、長く移動して回避の判定時間を延ばすことが大事。
打ち合いで不利になったら、これを使って盤面を挽回、撃破しよう。
背後が空きすぎているとNPCは力加減をミスらず落ちてくれない。失敗するとかなり不利になる。集中力が必要なので、多用には注意。

【3 迎撃】
こちらに向かって攻撃中の相手に攻撃を合わせる技術。止まっている時より軸がぶれているので飛ぶときはものすごく飛ぶ。衝突面や回転方向など、運の要素が高めなので、盤面有利が取れず互角な時に使ってみる程度。

【4 乱戦】
新ステージは壁が設置されすぎて、机一つの段階で五~六人が残ることもしばしば。最終決戦開始で三~四人にふるい落される。
まず最後の机で乱戦が起きている場合、時間ギリギリまで橋の上に居座る。偶然近くに敵が飛んできても、NPCなら帰ってくれるからだ。
最終決戦開始時は、撃ち合っている二人と平行な位置に陣取ることで、距離によるタゲ移りを防止可能。決して縦に連なってはいけない。
そのまま待ち、二人きりになったら無回転で距離を詰め、盤面有利を取る。




【終わりに】
ライバルに飢えています……! みんなも消しゴムバトロワしようぜ?

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