あらためて僕のトレーニングのコンセプト
急激に伸びたパーソナルトレーニング業界
パーソナルトレーナーの業界がここ数年伸びてます
僕が大学卒業するときは
「トレーナーはめっちゃやりがいのある仕事」
「けれど食っていけない」
「本当にやりたい人はやったら良い」
そんな感じでした。
それがこの15~20年くらいで
「稼げると思ってパーソナルトレーナーになりました」
という若い人もたくさんいるくらい、業界が変わりました
この傾向自体はすごく良いことだと思うんです
稼げない業界は伸びないので。
サッカー選手や野球選手が人気なのも
他のスポーツより稼げるからですよね。
だから稼げないより稼げた方が良い
ただ、
一気に伸びた業界だからこそ
今は色々と問題起きてます。
セッション中の事故や契約トラブルなど。
けれども
いずれ淘汰され落ち着いてくると思ってます
もちろんお客様に怪我をさせることは
絶対にNGですが
業界が落ち着くまではもう少し時間がかかると思ってます
コンセプトはトレーナーさんそれぞれ違う
「パーソナルトレーナーってマッチョにさせる人ですよね?」
といまだによく言われます(笑)
間違ってはないんです、そういうトレーナーさんが多いので。
ただそうではないトレーナーさんもたくさんいます。
僕もそうです。
僕のコンセプトは
「きたえる前に整える」
簡単に言うと
「見た目も大事だけど、まずは健康だよね」
「不調や痛みのない快適な体をまずつくろうよ」
「充実した人生には充実した体から」
というのがコンセプトです。
マッチョにさせるというのは
プラスにさせる作業です。
健康体を取り戻すというのは
マイナスをゼロに戻す作業。
僕は後者になります、
まずはゼロに戻そうと。
そのためには
「現在のゆがみやアンバランスを整えること」
が大切。
ちなみに
体のバランスが崩れてるかどうかなんて
直接見ないとわからないんです。
だからこそマンツーマンで
しっかりチェックしないといけない。
パーソナルトレーナーをやってる背景には
そんな理由があります
ゆがんだまま筋トレしたら壊れる
「崩れてるかどうかは
直接見ないとわからない」
と言いましたが、
一つ言えることは
「現代は運動しなかったら体は崩れる」
「運動不足の人は崩れてることが多い」
ということ。
「日常でどれだけ体を動かしていますか?」
と問われると
・移動は車
・仕事はデスクワーク
・空き時間はスマホ
・掃除はお掃除ロボット
・洗濯は全自動洗濯機
など
「体を動かす機会がほとんどない」
という人が多いと思います
畑仕事
ぞうきんがけ
洋式ではなく和式便所
移動はすべて徒歩
など、
生活の中で体を動かす機会が多い人は別ですが、
現代ではこうゆう人の方が少ないと思います。
座りっぱなし
↓
股関節や肩甲骨が硬まる
姿勢を維持する筋力も低下する
↓
体が動かしにくい
↓
疲れやすくなる
↓
さらに運動しなくなる
など悪循環になってる人は多いはずです。
だからこそ「運動」が必要なんです
けれども、
いきなり筋トレやジョギングをしてもNG
柔軟性や筋力もない
姿勢も崩れたまま
そんな状態で筋トレ、ジョギングしたら?
腰、ひざ、肩などを当然痛めます
そして、さらに体がゆがみます。
ゆがんだまま走ってる人いますよね?
「走る」ということだけ特化したら
ゆがんでても走れるんです。
「筋トレ」もそう。
間違ったフォームでも筋トレはできるんです。
ただ、大事なのは
なんのための「筋トレ」なのか?
なんのための「ジョギング」なのか?
答えは「健康」につなげるためです。
筋トレすること自体が目的なら
痛みがあろうが体がゆがんでいようが
どんどんやったら良いと思いますが
僕は絶対に嫌です(笑)
そして、
それをお客様にさせるのはもっと嫌。
なので、
まずは「整える」ことを僕は優先してます
体づくりは焦ったらダメ
「とにかく痩せたいんです」
「早く痩せたいんです」
という人は、
いきなりハードな筋トレから始める人が多いです。
トレーナー側にも同じことが言えて、
短期間で結果を出そうとすると
無茶な筋トレや追い込みをしがちです。
「一ヶ月で結果出せ」
と言われたら、きっと僕もそうすると思います。
事実として、
このやり方で結果が出るお客様も一定数いるんです。
遺伝的に筋肉がつきやすい人
関節まわりが強い人
きついことに慣れてる人
こうゆう人は実際にいます。
トレーナーさん自身でもこうゆう人います。
けれども大多数はそうではない。
そもそも自分ができたからといって
他人もできることは限らない。
一人一人、体は違いますからね。
運動不足の人がいきなり激しい運動すれば
関節や靭帯のケガ
肉離れ
骨折
神経の損傷
といった事故が起きる可能性の方が高いんです。
「トレーニング後の筋肉痛」
というレベルではないです。
正真正銘の「ケガ」です。
こうゆうケガを防ぐには
トレーナー側が無茶なサービスは提供しないこと。
さらに重要なのが
お客様も結果を焦らないこと。
結果をあせればあせるほど
広告やネット情報に踊らせてしまいます。
知人の経営者や社長が口を揃えるのが
「楽に稼ぐ方法なんてない」
「けれども楽に稼げる方法をみんな知りたい」
「そういう人が高額な情報商材にダマされる」
ということ。
これはそのまま運動にも当てはまると思います
「楽に痩せる方法なんてない」
「けれども楽に痩せる方法をみんな知りたい」
「そういう人が高額なサービスにダマされる」
長文になりましたが、
今日言いたかったことは
焦らず体づくりをしていきましょう。
そして、
それをサポートしてくれるトレーナーさんを
ぜひ見つけてください。
自分の体を任せる人=トレーナー
なので、じっくり検討してください。
そして信頼されるトレーナーでいることが大切
だと、自戒の念を込めて今日は書きました。
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