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運動不足のリスク「糖尿病」


「予防」としての運動

日本人の6人に一人が

「糖尿病」もしくは「糖尿病予備軍」

だと言われています
(H28厚労省「国民健康・栄養調査」)

実際、

パーソナルのお客様でも

糖尿病持ちの方は多数いらっしゃいます。

みなさま口を揃えるのが

「もっと早く生活習慣を見直せば良かった」
「もっと早く運動始めればよかった」

ということです。

僕自身も糖尿病に関しては全くの無知でしたので

いくつか著書を読みましたが

こちらの本が一番わかりやすい内容でした

いくつか著書の内容をシェアしたいと思います

糖尿病になりやすい人

東京都済生会中央病院の渥美義大医師によると

糖尿病になりやすいかどうかは、

以下のチェックリストを参考にします

著書より抜粋

糖尿病患者の多くが「運動不足」

同医師によると、

「糖尿病患者さんの多くが運動不足」
「肥満であったり、筋肉量が減少してます」
「つまり、エネルギー消費量が少なく、高血糖を招きやすい体質」

と述べてます。

運動の役割は見た目を変えることだけなく、

「健康な生活を送れる体を維持すること」

です。

そのためには運動を通して

・筋肉量を落とさない
・体重、体脂肪を適正に保つ
・良い姿勢を保つ
・代謝を高い状態に保ち「血圧」「血糖値」を適正に保つ

などが必要になります。

「運動」「筋トレ」というと

「アスリートがやるもの」
「マッチョになりたい人がやるもの」
「意識高い人がやるもの」

という認識がまだまだあります。

が、

「病気の予防につながるもの」

と考えれば、

すべての人がやるべきことだと

理解してもらえると思います。

特に筋肉量が減少し始める30代以降は

筋トレは必須事項と言えます。

糖尿病の本当の怖さは「合併症」

糖尿病を簡単に言えば

膵臓(すいぞう)から分泌されるインスリンが正常に働かない
→血液中のブドウ糖(血糖)が増える
→その結果、血糖値が高くなる

という状態です。

本来は食事から摂取した糖質(=ブドウ糖)は

血液中から細胞に取り込まれ、

それが「エネルギー源」となるんです。

しかし、

細胞に取り込まれるはずのブドウ糖が

血液中に大量に残ったままになっている。

それが「糖尿病」です。

血液中から細胞に取り込むために働くのがインスリンですが、

糖尿病患者は様々な理由で

インスリンの分泌が悪くなっています。

そのためブドウ糖が血液中に残ってしまうのです。

血液中に糖があふれると

・血管はダメージを受け老化する
→動脈硬化を招く
・血流障害により壊疽(えそ)
→足の指を切断せざるを得なくなる
・網膜の出血
→失明につながる

など、様々な合併症を招きます。

最近では、

糖尿病患者はコロナの致死率が

健常者の「8倍」というデータも出てます。

「サイレントキラー」と呼ばれる糖尿病

糖尿病のさらに怖いのが

自覚症状がほとんどないまま進行してしまうこと。

「サイレントキラー」

と呼ばれる所以です。

日頃から生活習慣を整えること
定期的に健康診断を受けること
余計なストレスをためないこと

当たり障りない対策になりますが、

これらを徹底することが糖尿病の予防になります。

やるべき運動

①有酸素運動(ウォーキング、自転車)
・有酸素運動は血糖値を下げ、インスリンの効きをよくする
・通勤の歩行が「10分以内」と「21分以上」では、
4年後には前者の方が1・4倍糖尿病を発症しやすい
(日本の疫学研究による)

②筋トレ
・筋肉量が増えることで、血糖の燃焼場所が増える
・有酸素運動のようにインスリンの効きは高まらない

つまり、
有酸素運動も筋トレも両方やると良いよ」
というのが結論。

有酸素運動と筋トレを1日交代で行っても良いし、
筋トレしたあとに20分程度有酸素運動を行なっても良いし、
筋トレ習慣のある人は通勤の前後で歩行を入れても良いし。

うまく組み合わせて取り組みたいですね。

個人的にはここに「ストレッチ」も追加したいですね。

ストレッチをすることで血流もよくなります。

血管にダメージを与えやすい糖尿病の方ほど

血液の流れは良くしておきたいですね。

まとめ

「短期ダイエット」
「極端な食事制限ダイエット」

には反対派ですが、

ダイエットをして肥満解消することには賛成です。

見た目が良くなる、こと以上に

「健康面」

でメリットが大きいから。

肥満解消するプロセスで

・食事の改善
・運動の習慣化
・ストレスの解消

など、健康のために必要なものが習慣になるからです。

肥満傾向の人は、肥満自体よりも

・運動不足
・暴飲暴食
・過度なストレス

など「悪い習慣」を抱えていることが問題。

悪い習慣を改善するためにも

「体型を整える」

というゴールに向かうことは必要だと思ってます。


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