見出し画像

忙しても運動する時間がとれる人

「運動を始めたいのですが、時間がなかなか取れなくて」

トレーナーになってから

一番耳にした意見かもしれません(笑)

多忙な毎日を送る社会人のみなさんが

この問題をどう解決するのか?

僕なりの解決法を簡単にご説明できればと思います

運動は「緊急ではないが重要なこと」

ベストセラー「7つの習慣」によると

運動などの「自己投資」は

「緊急ではないが重要なこと(第2領域)」

に分類されます


著者のスティーヴン・R.コヴィーさんは

「最優先事項は第2領域だ」
「緊急ではないが重要なことに時間を費やそう」
「第2領域からスケジュールを埋めるべきである」

と主張しています。


多くのみなさんは

第1領域と第3領域に

1日の大半の時間を費やしてます。

「第1領域」=緊急で重要なこと
・災害、事故、病気
・締切間近の仕事
・クレームへの対応
・家族が体調を崩した

「第3領域」=緊急だけど重要ではないこと
・無意味な電話やメールへの対応
・突然の来訪
・無意味な飛び込みの会議
・行きたくない付き合いや飲み会

第1領域と第3領域で

1日の大半が終わりヘトヘトになるから

その息抜きとして暴飲暴食したりSNSをダラダラみたりと

「第4領域」の時間が次第に増えます。

この状態ではいつまで経っても

「第2領域」の時間が確保できません。

多忙な人ほど運動をけずらない

つまり受け身で流される生活をしている限り

運動、資格の勉強、読書、睡眠など

「自分に投資する時間」「自分のための時間」

はいつまでたっても生まれません。


では運動の時間を確保するにはどうするべきか?

結論としては

「運動する時間を先にスケジュールに組み込む」

ということです。

7つの習慣で紹介されている

「第2領域からスケジュールを埋める」

という教えそのままです。


長年トレーナーをしている立場からしても

運動を習慣にするには

これ以外の方法はありません、一択です。


分単位でスケジュールが決まっているような

経営者や会長職のお客様ほど

長年パーソナルトレーニングを継続していただいてます。

「パーソナルトレーニングの時間は予定を入れない」
「この時間は部下に電話をしてくるなと伝えてある」
「死ぬまでトレーニングは継続する(笑)」

など、自己投資の重要性を皆さん口にされます。

手帳やカレンダーにトレーニング計画を書き込んでいる人も非常に多いです。

「時間ができたら運動しよう」は100%失敗する

今のお話とは反対に

「時間ができたら運動する」
「早起きできたら運動する」
「仕事が定時で終わったら運動する」

といった方は、運動が習慣になりません。

時間はそもそも空かないですし

もし時間が空いたとしても

日頃忙しい方ほど

スマホみてダラダラしたいし

ビール飲んで一息つきたいんです。


「時間ができたら」などの

「〇〇だったら」

という条件付きの考えは

基本的にうまくいきません。

「自信がついたら」
「明日になったら」
「余裕ができたら」

すべてうまくいきません。

重要なことほど

条件をつける前に(頭で考える前に)

すぐに行動に移してしまいましょう!

病気になったらみんな運動する

一方で、

運動を後回しにしてしまう理由もわかります。

なぜなら「緊急ではないから」

・ちょっと体型が気になってきた
・体力も少し落ちてきた
・けれど不健康というわけでもなく
・日常生活も問題なく送れる

こうゆう状態で

「よし、運動しよう!」

と思える人の方が少ないんです。

「予防のための運動」

が定着しない理由もここにあります

緊急ではないからです。


けれども

・病院の健康診断で
・糖尿病の一歩手前
・肝臓はボロボロ
・不整脈もあり、血管もボロボロ
・脳梗塞や心筋梗塞の一歩手前

と言われると、運動を始める人って多いんです。

命に関わる緊急事項だからです。

運動が「第1領域」に入ったとも言えます。


けれども

こうゆう状態から運動を始めることは

体も心もものすごいストレスがかかります。

挫折してしまう人が多いんです。

「もっと早く運動すれば良かった」

と皆さん口を揃えます。

運動の時間からスケジュールに組み込む

運動をふくめた「自己投資」から

スケジュールを組んでいきましょう

とお伝えしました。

このようなお話をすると

「じゃあ緊急で重要なことはどうするんですか?」

という質問を受けますが、

緊急で重要なことは

意識しなくてもやれるんです。

なぜなら「緊急」だから。


表現は良くないですが

「家族や友人など自分の大切な人が倒れた」

と聞けば、何がなんでも駆けつけると思います

緊急事項は意識しなくてもできるんです


けれども

「緊急ではないが重要なこと」

は、意識しないとどんどん後回しになります。


「運動を始めようと思ってるんだけど」

と年始に会うたびに口にする僕の親友がいます。

もう5年くらい聞いてます(笑)

優先的にスケジュールに組み込まないと

気づけば5年10年経ってます。


「時間は有限」

重要だけどあとまわしになっていることがあるなら

早速スケジュールに組み込んでいきましょう!


著書「7つの習慣」 ↓

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?